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ブレスク!!
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ブレスク!! 38

「ハーッハッハッハッハ!!思い知ったかアイゼンガー!!積もりに積もった積年の怨み、雪掻きが必要になる前に晴らしてくれるわ!!」
イーリャンの活躍をさも自分の手柄の如く威張るジャージー
「くっ・・・」
だがこの劣勢の中ではどうすることもできない。
「ダハーッハッハッハッハ!!俺様が本気を出せば貴様なんぞこのとうりケッチョンケッチョンなんだよ〜だ」
かなり調子に乗った笑い方をしながらアイゼンガーを攻撃するジャージー
なんとか避けるアイゼンガー
だがそれにも限界が来た。アイゼンガーの動きが一瞬、遅れたのだ。
「貰ったぁ!!」
「!!」
アイゼンガーの体にビックマの拳が叩き込まれる。
装甲が砕ける。そしてアルトの体に強い衝撃が走る。
そのまま近くの建物を2、3棟貫通しながら吹っ飛んだ。
「ふふふふふ・・・・・ハーッハッハッハッハ!!!!遂に、遂にやったぞ!!アイゼンガーを倒したのだ〜!!」
街にジャージーの勝ち誇った笑いと勝利宣言が響き渡った。
 
「アイゼンガーが・・・負けた・・・?」
余りの事にリフィーが呆然としながら呟いた。
だがあの状況だ、無事だとは到底思えない。
「ちょっと・・・ちょっとベル!!」
急いで厨房に走りベルを呼ぶ。
初めよりも混沌の度合いが増した謎の部屋(もう厨房じゃない)の主のように料理を作っていたベルだったがリフィーにアイゼンガーの事を聞いた瞬間、外へ飛び出した。


「アルト!!」
エプロン姿のままでアルトが埋まっているであろう場所に駆け付けアルトの名前を叫ぶ。
しかし返事は無い。
「アルトぉ・・・・・」
ベルの今にも泣き出しそうな言葉が崩壊した建物に響いた。
その時だった、
「ベルを泣かすのは誰ッスか・・・?」
ガラガラと瓦礫を押し上げ、ボロボロのアイゼンガーが立ち上がった。
「アル・・・ト?」
違う
アルトじゃない
直感でそう感じる。
「あいつか・・・あいつが泣かせたのか・・・」
そう言うと遠くに悠然と立つビックマに向かい構えた。
「・・・」
ボロボロと装甲が剥がれ落ちるなかアイゼンガーが光に包まれる。
「ならば・・・裁く!!」
その瞬間、超高速でビックマに向かい飛翔する。
「アイゼンガー!?お前・・・」
突如として復活を果たしたアイゼンガーに取り乱すジャージー。
「『ジャッジ』!!」
そんなジャージーなど全く意にかいすことなくそのままビックマに激突する。
そしてビックマを掴むと更に加速しまるで弾丸のようにビックマを街の反対側にある山に叩きつけた。

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