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ブレスク!!
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ブレスク!! 4

「勝手に!!」「次回予告!!」
「ついに目覚めた正義の使者アイゼンガー!!たがいきなりの大ピンチ!!」
「いきなりッスか?」
「そして現れる新しい正義の使者!!ついに主役交代か!?」
「主役交代ッスか!?」
「その名も世直し探検家『らい』!!」
「って出てる話しが違うッスよ!!」
と、
ドカンと鈍い音が響く
「勝手な事をするな!!次回『転校生は大魔王!!』お楽しみに」

「しゅ〜…」
「アルト、あんなのに負けちゃダメよ」
「お…オス!!(アイゼンガーよりベルの方が強いッスよ…)」

アイゼンガーの初陣から一晩あけた翌朝の教室にて
「なぁ、知ってるか?昨日の騒ぎ」
燃える様な赤い髪をした小柄な少年がアルトに話し掛ける
「(やっぱりもう皆に知れ渡ってるッス)知らないッス。何かあったッスか?」
「突然の巨大ロボット学園襲撃に謎のヒーロー。すげぇよな〜!」
興奮気味にまくしたてる少年
「『トム』、それじゃ話の意味が全く分からないよ」
そこへ横から色白の線の細い少年が口を挟む
「よぉ『クリス』。お前も昨日の騒ぎ、知ってるか?」
「えっ、噂くらいは……それより、そろそろHR始まるよ」
そう言うと教卓の方を指差すクリス
教卓のところには既に担任のベアトリクスが立っていた

―第二話―
「転校生は大魔王!!」

「皆さん、聞いて下さい」
そう言うとパンパンと軽く手を叩くベアトリクス。自然と生徒達の注目がそこに集まる
「今日は皆さんに転校生の紹介をします。「ペイン」君、入ってきて下さい」
ベアトリクスに促され一人の少年が入ってくる。その異様な迄に長いマフラーと背中に背負った大剣が生徒達の目を惹く
「今日からここでお世話になる事になったペインです。皆さん宜しくお願いします」
そして、丁寧に頭を下げる転校生
「え〜っと……じゃあ、席はバーガンディー君の隣で」
「あ、はい」
ベアトリクスの指示を受けアルトの隣の席につくペイン
「何かと不慣れな事もあるでしょうから。皆さん助けてあげて下さいね」
ベアトリクスはペインが席についたのを確認すると、笑顔で締めて教室を出ていった

「自分の名前はアルト。学園の事で分からない事は何でも聞いて欲しいッス」
早速ペインに話し掛けるアルト。しかし、
「うるさい……俺様に気安く話し掛けるな」
先程の態度とは正反対の態度をとるペイン
「俺様は次期大魔王ペイン様だぞ、貴様らのような雑魚共が気安く話し掛けてくるんじゃない」
その偉そうな態度にトムが噛み付いた
「なにを!!このガキんちょが!!」
「貴様こそガキだろうが!!俺様とほとんど背が変わらんくせに!!」
「人が気にしていることをよくもぬけぬけと…殺〜す!!」
叫び声と同時にトムの拳に火が点いた
「なにを!!返り討ちにしてくれるわ!!」
ボウッとペインの拳にも黒い炎が点いた
と、二人の頭の上から水が掛けられた
「喧嘩は余所でやってください。トム、ペイン君」
見ると本を片手に持ったクリスがいた

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