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ブレスク!!
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ブレスク!! 24


「断ち切ったみたいやね。過去の思慕、」
サラを見つめるルカにらいが話し掛けた
「えぇ、彼女はサラであって雪ではありませんから。本来なら無いはずの記憶、ここで断ち切ったほうがいいのですよ」
少しだけ笑みを含んだ表情を浮かべ答える
「じゃ、会えたら決勝で会おうよ」
「はい。会えたらですがね」
そう言うと一人はリングへもう一人は控室に向かった


「……どうしてもやんなきゃ駄目ッスか?」
「くどいっ!」
今回もやはり抵抗を試みるアルトに間髪入れずにベルがツッコミ(及び一撃)を入れる。
「つぅ〜……でもまだ自分は死にたくないッス」
「もう、大袈裟ねぇ。多分大丈夫だからさっさと……」
ベルがアルトを強引に会場に向かわせようとしたその時、
突如会場を揺るがす地響きがしたかと思うとリング全体を砂煙が包んだ。
暫くして視界が開けるとそこに現れたのは−−

「ハーハッハッハッ! 色んな意味で久し振りだなマリンピアの諸君!」
「・・・・・?」
全員が首を傾げた
「もしもーし、もしかして私の事忘れちゃってたりなんちゃったりしちゃったりしてませんか?」
ジャージーが聞く
「いや、忘れちゃってるもなにもはじめましてじゃない?」
サラが冷たく言い放つ
「・・・・・」
「・・・・・」
無言と言う名の間が流れジャージーがロボの中に引っ込む
「あ、あの〜・・・」
流石に可愛そうになったアイゼンガーが声をかけると同時にロボの中からくまのぬいぐるみっぽいかわいい生き物がはい出してきた
「こら〜!!オヤビンの硝子のハートがブレイクハートしちゃったじゃないかくま〜!!」
「そうくま!!オヤビンは神経図太そうに見えて実はゴキブリも潰せないミニチュアハートなんだぞくま!!」
「あ〜イーちゃん!!オヤビンマジ泣きしてるくまよ!!」
「それにリャンちゃんそれ誉めてないくま」
わらわらとくまのぬいぐるみっぽいかわいい生き物が五匹程出てきた
「まさかあれって・・・」
「えぇ、まさか伝説になってしまっていたくまくま族にまた会えるなんて思ってもみませんでしたが・・・『昔』も『今』もやっていることは変わらないみたいですが」
ルカとサラが話をしている間に赤、青、黄、ピンク、白のバンダナとスカーフを巻いた五匹がロボの上に並んでいた
「我ら五人揃って最強海賊団ジャージー一家!!」
そう叫びビシィッとポーズを決めるとくまくま族の背後からそれぞれの色に合わせた煙を含んだ爆発が起きた
「そして!!!!」
五人が円になる
「このお方が我らジャージー海賊団のオヤビンくま!!」
ウィーンと一人の男が現れた
「ハーハハハ!!成人君子三日会わざればアテンションプリ〜ズ!!今度こそはこの熱き思いよ届け!!貴方のもとへ、キャプテンジャージー只今ふっかぁ〜つ!!」
バッバーンとポーズを決めるとアイゼンガーに向かわず、らいに向かった

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