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マジカルガールロンリーボーイ
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マジカルガールロンリーボーイ 28

「ふん…で、蒼娘」
「いやです」
「なんでみんな俺のことが嫌いなんだ…神なのに…」
「(セクハラするからに決まってるじゃない…)」


Chat Time 
「dark side」

「おー、わりわり、助かったよ。他の3人は?」
「見つけましたよ。あの屍娘だけ手こずりましたけどね」
「上出来だ。さてと、じゃあ…世界をぶっ壊しにいくかー」
「ええ、手を貸しますよバーサーカー」
「おいおい、俺達は同志なんだ。クレスって呼んでくれよ」
「分かったよ、それでクレス…アイツはどうだった?」
「いいね、同志にしたい」
「そう。やっぱりクレスはそう思っちゃうんだ…僕と逆だね?強すぎる奴は早めに倒しておくべきだ」
「そういうやつこそ味方になったら世界を引っくり返すんだよ」
「分かんないな…僕が子供だからかな?」
「いつまでも子供面するなよ?じゃあいくぞパンドラ?まずは朝霧静夢を仲間にする」
「了解」



episode 17
「 chaos -ムチツジョ-」


空を飛んでるというよりは、連れていかれてるに近かった。
服を捕まれた瞬間、上空まで飛ばされ、その後は雷化した雅に腕を握られて飛ばされていた。
僕とクーリャは上空をもの凄いスピードで大移動していた。
「すごい…というか…腕が痛い」
「我慢して」
「ミヤビ、貴女強くなったわね?」
クーリャは涼しい顔をしていた。
腕を引っ張られるのを水で中和していたのは後で聞いた話だ。
「いつまでも遅れをとるつもりはなっ…!!」
グンッと紫電が直角に折れる。
あまりの急転回に体が奪われる。
「う・黒いのが来たのよ!」
「ついてくるわよ?」
クーリャだけが淡々と追跡者を捉える。
「何者!?」
「分からない…ん…ミヤビ、スピード上げれる?」
「静夢、吐かないでね!」
「うわわっ」
更に雅の紫電の速度が上がる。
それどころか振り切るために何度も直角に曲がっている。
きっと地上から見れば、空中で雷と黒い何かがカーチェイスをしているように見えるだろう。
しかし、二つの距離は離れることはなかった。
「縮まってる…ミヤビ、もっと」
「こっちはこれが全速力よ!」
運転に全力を出している雅に代わり、クーリャが目の役割をするも、目標はやはり徐々に近づいているようだ。
「クーリャ…」
「任せなさい」
クーリャの白い魔法が顕現する。
白い水は槍となり、黒い何かへと進むと黒崎赤音にやったように槍は100本に分かれ、突進した。
しかし、黒い何かは速度を落とすことなく、槍を全て避けた。
「化け物ね…」
「クドリャフカ、なんとかならないの?」
「ダメね、これ以上速くなられたら私の目では追い付かないわ。シズム、ワールドイズマインは?」
「同じく…僕にもあの黒いものを捉えられな
「つっかえないわね!」
雅の罵倒が響く。
久しぶりに聞くと泣きそうになる。
「くっ…狙いは静夢よね…」
「シズムね」
「僕なの!?って…ちょ…はやっ…!!」
と、話していると黒い何かは一瞬で近付き僕だけを掴み拐っていった。



凄い早さで雅と離れていくことは分かった。
あっという間に雅の雷は豆粒のようになる。
速さが段違いだ。
「よーう、兄弟!」
「え…」
聞き覚えがある声に驚く。
黒い何か、の正体はクレスだった。
「なんだ、クレスか」
「おいおい!なんだよそのガッカリしたわー、みたいな顔は!こうして顔を合わせるのは始めてだってのに何てやつだ」
「いや、まぁあの騒ぎで君も脱獄したのか。うん、戻りなさい」
「相変わらず手厳しいな、まぁいい、ちょっと降りるぞ!」
いきなり急降下すると、ある教会のステンドグラスを破壊しながら教会内に入った。
「ひーはー!」
「ガラスが!クレス、弁償してよ?」
「いや、あれは近所のガキがサッカーしてて割ったに違いない」
「アンタだよ!」
相変わらずクレスとの会話だと僕のツッコミが多くなる。
「で、僕になんの用?なにかあるから拐ったんでしょ?」
「ああ、うん、そうだな…とりあえず、この世界どう思う?」

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