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俺の守り神・ぷらす
その他リレー小説 - コメディ

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俺の守り神・ぷらす 12

「…ただいま」
「おかえり、優…あれ?雄太だ」
「!?!?!?!?」
そっか…水名は雄太を覚えてるのか…。それにしても雄太はトリップして戻って来ない様子。
「…そっちの女は?」
「ああ…同じクラスメートの佐倉優名さん」
「…………………なるほど」
アースは意味深に頷いている。佐倉さんは何故か敵意をちりばめている。そのため水名達は警戒を緩めていない。
「…佐倉さん?どうしたの?」
「あっ…ううん♪何でもないよ♪」
敵意が解け、警戒も解かれた。
そしてあの男が動き出す。
「くくくくくくくくくく……!!!!!!」
「雄太…?大丈夫か…?」
「クリアランスセール!!!!」
意味不明である。
「何!?この状況は何!?ギャルゲー!?まさかエロゲー!?CG回収したかオイ!?回想モードあり!?選択肢無し!?これで何ギガ!?30ギガ!?デケーぞ!!てか何!?セール中!?この女の子売ってんの!?おじさん買うよ!?みんな買うよ!?借金しても買うよ!?金より女の子が大事だぁぁぁぁ!!!!!!」
お…久しぶりに名言を。ちなみにこの生き物は前にこのような名言を残している。
三次元より二次元。
女が涙を流すだけ、俺の寿命が縮まる。
俺の赤い糸がメラメラと萌えるぜ!!
俺はストーカーじゃない!!ロリコンだぁぁ!!!!

ううぅ…俺がちゃんと育ててあげれば…。
と俺が思っているうちに雄太が水名にヘッドスライディング。横にずれて避ける水名。勢い余ってテーブルに頭を強打する雄太。
し、死んだ…?
「水名…雄太をゲシゲシ蹴るのはダメ」
「えー…面白いよ?」
「我慢…じゃないとオヤツ抜き」
「うっ…分かったわ…」
…安い奴…。
「で…こんな感じなんだけど、佐倉さん」
佐倉さんはさっきからぼーっとしていた。
よかった…雄太の変態ぶりがバレてない。
「えっと…自己紹介してくれると嬉しいな…」
「あぁ…こいつがミナ。ソファーで座ってる右のがヒメで左がミライ。そこのオロオロしてんのがマキでテーブルに座ってんのがアース」
「なるほど……アース?」
くっ…やはり来たか…。
「…留学生」
「…へー…」
通った。
「私は佐倉優名♪よろしくね、みんな♪」
五人は適当に返事を返していた。
「んあ…?何してた俺?」
暴れん坊将軍が目を覚ました。
「ヘッドスライディングの練習」
「すげぇな?」
何がだ?

「雄太君、そろそろ帰らない?」
雄太の暴走から一時間は経ち、陽が落ちそうになっていた。
「そろそろ…か。優、帰るわ!!」
「早く帰れ」
私と雄太君は優君の家から出て別れた。
近くの公園に立ち止まる。
「…あんなに女の子がいっぱい……」
私の悪いところはすぐマイナスに考えてしまうところ。みんなには明るく振る舞っているけど、落ち込んでいる時がある。

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