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俺の守り神・ぷらす
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俺の守り神・ぷらす 21

「うん…そうだね…そろそろかな…」
「もう行くのか?」
「うん…このままだと明日もいちゃいそうだから…」
「そうか…」
「優……?」
「ん…?」
「…………………」
「…何?」
「なんでもない♪また来ていいかな?♪」
「二度とくんな」
「ひっどー!!!!」
「冗談…必ず来い」
「うん♪じゃあバイバイ♪ありがとねっ♪」
水名は足下から徐々に消え、いなくなった。
「…礼を言うのはこっちだっつの」
公園を後にする。

慌ただしく過ぎ去った10月は終わり、明日からは11月だ。
「うん…そうだね…そろそろかな…」
「もう行くのか?」
「うん…このままだと明日もいちゃいそうだから…」
「そうか…」
「優……?」
「ん…?」
「…………………」
「…何?」
「なんでもない♪また来ていいかな?♪」
「二度とくんな」
「ひっどー!!!!」
「冗談…必ず来い」
「うん♪じゃあバイバイ♪ありがとねっ♪」
ニッコリと笑顔を見せた後、水名は足下から徐々に消え、いなくなった。
「…礼を言うのはこっちだっつの」
公園を後にする。

慌ただしく過ぎ去った10月は終わり、明日からは11月だ。
きっと生活も変わる。水名のいない生活に慣れなければな…。
俺はその日、ご飯も食べずに床に就いた。
生活が元に戻るだけ…と自分に暗示をかけながら、夢に落ちた。


「優…!!」
「ん…朝か…」
「しっかりしなさい!!まだ母親に起こしてもらってるなんて…水名ちゃんは起きてるわよ!!」
「あいつ…朝はぇー…な…?」
会話に違和感があった。
「今…なんて言った…?」
「あいつ…朝はぇー…な…?」
「いや俺じゃなくて…母さんが」
「水名ちゃんは起きてるわよ?」
がばり…と起きて、どたどた…と一階へ。すると…
「優、おっはよー♪」
水名がいた。ジャムをつけたパンをモグモグ食べてる。
「…返事は?」
「あ…あぁ…おは、よう…」
寝ボケてるのか頭がちゃんと働いてくれない。とりあえず椅子に座る。まずは牛乳を1杯。そして考える。
「……えーと…神は…?」
「クビになった」
あいたたた…中年サラリーマンかお前は。
「そんなことあんのか…?」
「私自身が証明してる…モグモグ」
それ答えになってない。その時…俺は気付いた。
「もしかして…まだ夢の中か!?」
バシャア!!
顔に水をかけられる。
「これでも…夢?♪」
「…夢だったらいいんだけど、夢にしてはリアルだな」
てか冷てー。
「それより優…今年いっぱいいるから♪」
「ああ…居ろ居ろ…もうわけわかんねーから」
「ありがと♪でも時間はヤバいよ♪」
…8時だった。
「やっべ…!!やっぱりミナ帰れ!!」
「私のせいじゃ無いもーん…モグモグ♪」
急いで支度する。
何故かは分からないが顔はニヤける。
「お土産頼むねー♪」
「ねぇよ!!いってきます!!」
「いってらっしゃい♪」

新しい生活は…まだ来ないようだ。


fin


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