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コトノハ〜KIYOMARO&MEGUMI〜
恋愛リレー小説 - 二次創作

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コトノハ〜KIYOMARO&MEGUMI〜 7

「いってきます」
 勢い良く玄関を飛び出した。歩くこと数歩…。突然携帯がメール受信を告げる。
「誰だ?恵さんかな?」
 しかし携帯から聞こえてくる着メロは、某巨大な鮫の映画のテーマだった。これは…。
「あの3バカの誰かか…どうせ野球かUFOかツチノコだろ…ったく」
 愚痴りながら携帯を開く。受信は3件…一人ずつからかよ。

『高嶺!今日クラスのみんなで遊園地でも行こうって話があるんだ。野球の練習がてら行こうぜ?by山中』
『みんなでこれから遊園地に行かないかい?そしてUFOを呼ぶんだ!高嶺くん。by岩島』
『みんなで遊園地行ってツチノコ探すぞ!来い、高嶺!by金山』
 全部同じ内容じゃねえかよ…。わざわざ三通も送るなっての。
「誰からなのだ?」
「あの3バカだ。遊園地行くから来…いって…ん?遊…園地…!?」
 ヤベエ!!このままじゃ3バカや水野や仲村と鉢合わせになっちまう…。水野は恵さんのこと知ってるからいいが…あいつらにバレたら…。
「殺されかねんな…あいつら恵さんのファンだし、マズイ…どうすれば…」
「清麿、いざとなったらバオウ・ザケルガで全員を仕留めて…」
 それもマズイわ!!フォルゴレ以外の人間があんなもん喰らったらどうなるかわからん。
「こうなったら恵さんから貰った伊達眼鏡で変装するしかないか…」
 これは前に買い物してた時に、3バカと遭遇してバレそうになったんで、恵さんが俺に買ってくれた物だ。
「おお、清麿!テレビに出てる人みたいなのだ。あのいつも微笑んでいる韓国俳優に似ているのだ!」
「別にあの人に似てても嬉しくねーよ。…しかし、ここでぺを出すとは…作者の趣味か?」
 と愚痴りながら断りの返事を送る。バレなきゃいいが、バレたらどうしよう。
 そんなことを悩みながら遊園地へと歩みを進めだす。
「清麿、つまらぬ事を聞くが、昨日恵に返事を返したか?」
 歩きながらガッシュが口を開いた。
「なに言って…!」
 とっさに送信BOXを確認。ない。毎晩返していた労いのメールが…ない。
「ヤベエ…送ってないどころか作ってもねえ」

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