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コトノハ〜KIYOMARO&MEGUMI〜
恋愛リレー小説 - 二次創作

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コトノハ〜KIYOMARO&MEGUMI〜 1

私は今、すごくドキドキしながら、人を待っている。その人の名前は『高嶺清麿』くん。初めて私を一人の女の子として見てくれた人、大切な友達、信頼できる仲間…そして、私の特別な男の子。清麿くんとの久しぶりのデート、私のドキドキは止まらない。

『ゴメン…恵さん、待たせちゃったかな?』 背後から聞こえたいつものように、優しい声。顔を見なくてもわかった。
『ん〜ん。私も今来たばっかりだよ、清麿くん』
そう言いながら私はゆっくりと振り返った。そこにはいつものように微笑んだ清麿くんが立っていた。(…ヤバイ、嬉しすぎて涙出そうだ…)そんなことを考えていたら、清麿くんが私を優しく抱き締めてくれた。
『…どう…したの…?清麿くん…?』

『いや…ちょっと嬉しすぎて…我慢できないや』
多分清麿くんの顔は、首まで真っ赤になっているだろう。笑いながら振り返ると、唇に柔らかい物が当たった。それが清麿くんの唇と気付くまでに時間はかからなかった。

『ん…清…麿くん』
ああ、久しぶりのキス…溶けちゃうっていうのはありきたりな表現かな?でもホントに溶けちゃいそう…。

『…ぐみ…恵!』
…誰よ?今清麿くんといい雰囲気なのに…私達のキスの邪魔しないで!
『起きろ〜!恵、仕事遅れるよ!』
『…夢、か…』
目の前にはティオがいた。さっきまで、抱き締めていてくれた清麿くんは、私の頭が創った幻想だった。
『恵ってば「清麿くん…清麿く〜ん」だって。なんかヤラシイ夢でも見てたんでしょ?青春ね〜☆』
6歳の子供が何言ってるんだか…。まあ、確かに…ヤラシイっていえば、ヤラシイかな?
『早く着替なさいよ。今日の仕事片付けたら、明日はガッシュ達とデートなんだから』
『あ…そっか。約束って明日だったね…よし!そうと決まれば、張り切って仕事するわよ〜』
恋する女の子は強いんです。清麿くんと会えるだけで、頑張れるんだ。

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