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パニックスクール
恋愛リレー小説 - ラブコメ

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パニックスクール 5

「だよな。一度生で見て確かめたいぜ。」
望と呼ばれている女の子は本名を柏原 深美(かいばら ふかみ)と言い、歌手としては柏木 望(かしわぎ のぞみ)を名乗り、歌手やCM出演をしている美少女だ。
別の者が主張する。
「山根も捨て難いぜ?」
「あのバスケ部のか。確かにあの娘はバスケ部の華だよな。」
山根 由紀(やまね ゆき)。長身でメリハリのある体型の美少女で、人懐っこい男口調の女子だ。
「女子で身長180pってのも凄いけど、それだけに手も足もすらっとしてて綺麗だよな。」
バスケで鍛えた、無駄な肉の無い体型は確かに同性異性を問わず評判はいい。
また別の者が言いだした。
「夏美ちゃんと冬美ちゃんは?一卵性双子の美人なんてそうそういないぞ。」
石原夏美・冬美(いしはら なつみ・ふゆみ)。2人とも明るくて可愛い美少女で、一卵性双生児という希少性から学校1の美少女に推す者も多い。
「あの2人か。いいなぁ。どっちか1人でいいから欲しいなあ。」
「そうだよなぁ。」
皆が応じる。
そこに1人、発言する者が。
「「ミリタリー部のお姫様」野々宮 光恵(ののみや みつえ)はどうだ?実はかなりのナイスバディだって噂だぜ。」
「ちょっ・・マジ?お前勇気あるなあ。野々宮って、祖父さんが自衛陸軍・・・あのころはまだ自衛隊か。の陸将だったんだろ?その祖父さんに鍛えられたミリタリー部の紅一点だぜ。見つかったらぶっ飛ばされるぞ。」
「ばか、だからって怖気づくなよ。「美女に注がずんば美娘を得ず」っていうじゃないか。」
「それ何か違うぞ。意味は通ってるけど。」
「悪い俺、手洗いに行ってくる。」
悪友たちのエロ話についてこれない洋平は一旦トイレに行くと良い出る。
「大丈夫か・・・・?」
呆れて教室を出た洋平をよそに、野郎たちの会話は続く。
「それよか、生田 和恵(いくた かずえ)ちゃんはどうよ。あのお嬢様。スウェーデン人とのクオーターで、白人みたいな鼻筋の通った端整な顔。それに温和で優しくて、いい意味でのお嬢様だよな。肌も綺麗だし。」
「それはそれで勇気のある提案だな。生田家って言えばこの地域一番の名士だぜ。もし怒らせたら、この地域では進学も就職もままならなくなるんじゃねーのか?」
さすがに、今度はリスクの大きさに全員が考え込む。

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