PiPi's World 投稿小説

パニックスクール
恋愛リレー小説 - ラブコメ

の最初へ
 9
 11
の最後へ

パニックスクール 11

「うーん、大体腕に自信がありそうな人を2、3人かな?恋人がいるから彼らもちょっと流石に機嫌が悪いみたいよ」
「俺、独身なんだけど……」
「けど、女子に対して変な事はしないでしょ。というより、そういう事をするって言うのを想像できないわ」
この言葉を聴いて洋平は喜ぶべきか?はたまた男として見られてない事に嘆くべきかと迷う所だった。


「さてと。一応、どうやって連中を捕まえるつもりなんだ?明らかに手が足りないとしか見えないんだが」
「そうね……今追っている風紀委員の人達と挟み撃ちで捕まえるつもりだったんだけど」
「うーん。なら、少し荒っぽくなるけど策があるんだがビニール紐あるか?」
「確か教壇にあったと思うけど……何するの?」
洋平が一旦教壇に向かい、ビニール紐を取ってくる。そして、空き教室にある机を一つ運んでくるとそれを出入り口の内ドアと外ドアの間に紐を通し内側には自分の席の椅子を持ってきて結びつける。
「これでOK。後はここに来るのを待つだけ」
「なるほどね。確かにこれは荒っぽくなるけど前しか見てなかったら引っかかるわね」
「だろ?怪我人が出たとしても打ち身程度で済むだろうし。制服長ズボンだから」
「それじゃ、私たちは教室の中で待っているわね」
「頼んだぜ。追い込んでくれないと罠を張った意味なくなるからな」
そう言うと紀子達は教室の中で待ち伏せをする。やがて複数の走ってくる足音がする。目の前から走ってくる男子生徒の集団を見て慌てた振りをして避けようとする。
洋平は端に避けると同時に上履きに括り付けたビニール紐を引っ張った。引っ張られた力でドアに椅子がぶつかり紐を固定する役割を果たす。前方しか見てなかった男子生徒達は突然張られたビニール紐に脚を取られ、無様にこけた。後に続く男子生徒も突然に事態に走る速度を止める事が出来ずに巻き添えとなる。
「捕まえたわよ!!大人しくしなさい!!」
黒板側のドアが開き、勢いよく紀子と数人の風紀委員、参加した反対派男子生徒達によってこけた不埒者達を見事確保した。
「1、2、3、4、5、6………あら?あと4人足りないわ」
「階段で分かれたな。まあいいや、あとは風紀委員でいけるだろ?」
上靴に括ったビニール紐を解こうと片膝を付く。しかし、固く縛りすぎたせいか、指が滑って上手く解けない。
「くのっ……くそっ、硬く結びすぎたか?こうなったら意地でも」
「魚崎君、危ない!!」
「へっ?」
気がつけば目の前には女子の制服と思わしき物が。そして、洋平を巻き添えに衝突し、引っ張られた脚の衝撃に耐えられず上靴が脱げる。

SNSでこの小説を紹介

ラブコメの他のリレー小説

こちらから小説を探す