〈じゃ行くぞ！〉
（はいっ！）
私達は二手に別れ車に乗り出発した。
……３時間後………私達は、ようやく目的地に着いた。
『ここが私の実家♪』
目の前には大きな豪邸が建っていた。
【凄い！】
〈聖恋ちゃんの家は凄く金持ちなんだな！〉
中からメイドが出てきた。
『雅ちゃん♪』
:おっ…お嬢様!?:
『しっ;ちょっと来て♪』
:かしこまりました！:
メイドが周りを気にしながら来た。
:お嬢様、今まで何処にいらっしゃったんですか？！:
『新宿♪今、EXILEのライブ構成と企画構成兼秘書をしてる♪』
:EXILEと言いますと？:
『知らない？目の前にいるじゃない♪』
:と言いますと？エッ!?:
〈EXILEのリーダーで社長のヒロです！聖恋ちゃんには、いつもお世話になってるよ！〉
:そぅでしたか！:
『私の婚約者の大ちゃん♪』
「俺がEXILEのパフォーマーで聖恋と結婚を前提に付き合ってるマキダイこと眞木　大輔です！」
:旦那様の所に御案内致します！皆様どうぞ！:
【緊張するな！】
………客室…………:こちらで、少々お待ちください只今、旦那様を呼んで参ります！:
【聖恋ちゃんのお父さんは、どんな人なんだ？！】
『堅物だよ;小さい時から何故か婚約者を決めちゃって;１６で結婚しろと…１６で家出して友達と落ち着くまで泊めてもらって働くとこ見つけ大ちゃん達のマンションに引っ越したって訳♪』
〈そうなんだ！〉
こつこつ…
【来るぞ;】
かちゃっ…
'聖恋、今まで何処にいたんだ！,
『お父様ご無沙汰してます！でも何処に住んでいるのかは教えれません！』
'ちょうど聖恋と結婚する人が来てる、聖恋を探しながら、９年間、帰ってくるまで待っててくれたんだ！,
『私は心に決めた人がいます！お父様が決めた人とは結婚致しません！』
'心に決めた人とは誰だ？,
『眞木　大輔さんです！お父様より私の気持ちわかってて心配してくれる仲間もいます！』
〈俺はEXILEリーダーのヒロです！大輔と聖恋を、ずっと見守ってきました！これからも守り続けるつもりです！〉
「EXILEのパフォーマーをやってる眞木　大輔です！」
'昨日、電話にでたの君か！
聖恋を返してくれ！れっきとした婚約者がいるんだ！,
「お言葉ですが聖恋が、その人と結婚はしたくないと言ってますが！」
"失礼します会長"
'あぁ、ちょうど良かった今、君の話をしてたんだ！,
《聖恋ちゃん誰？この人！》
『政略結婚相手！名前は笠原　利紀！笠原産業の御曹司！私の家の神宮寺財閥と会社的に似た感じかな！お父様と笠原産業の社長と仲が良くて私的には仲が良いのはいいけど、かなり迷惑;政略結婚まで決めちゃってるし因みに利紀さんは乗り気だけど;』