トワイライト☆ドルチェ 4
「…あらあら…ι」
葵が心配そうにジンをみる
「じょうちゃーんι」
よわよわしい声でジンがしゃべる
「いつまで壊れたままなの?」
「翡翠が壊したの!(泣)」
「仕方ないわね…」
カチカチと部品を外しポーチから新しい部品を取りだし直していく
「……?」
葵には翡翠が何をしているのかまったく分からなかった、記憶を無くしたとは言え魔法でモノを作るこの時代の者には機械など見たことも聞いたこともなかったからである当然、修理など見たこともない
「ふふっ♪カスタマイズが珍しい??」
翡翠は葵に声をかけた。
「カスタマイズ…??修復魔法みたいな…??」
「ん〜…似たようなものだけど違うわね。修復魔法は元の形を思い出してその形にすることでしょう??カスタマイズは1から全部パズルを組み立てるように作り上げていくの。」
「面倒なんだね…」
「そうでもないわよ♪修復魔法は元の形にしかならないわ。でもカスタマイズは元よりもかっこよくしたりパワーアップさせたりすることが可能なの」
翡翠はにっこりと笑い
「ほら。できたわ。」
「わぁ…♪」
「復活♪」
そこには傷もなく綺麗に直されていた
「今の道具じゃ直すだけだけどね」
「すごいです傷ひとつないですよ?」
「翡翠は腕はいいからね〜」
「それ…褒めてるのι」
「褒めてるんだよ♪」
「あはは♪」
?「…見つけた」
「!」
翡翠はジンを構え身構えた
「誰だ。」
翡翠が威嚇する。
「お〜♪まぶいねぇちゃんじゃん♪始末すんのはおしいな♪」
「翡翠が誰だと聞いている。」
翡翠とジンはすでに戦闘体制だ。
「ん〜♪元気のある子は好きだぜ♪っと!!」
翡翠の発砲した弾丸を男は飄々とかわす。
「なっ!?」
翡翠は避けられ少し動揺の表情を浮かべた。
「焦るな。翡翠。」
「わかってる。」
次の弾を込めている翡翠の背後に男は音もなく立ち翡翠の頬にキスをした。
「今日はとりあえずご挨拶だぞ♪俺の名はハルク♪覚えといてくれよ。っとな♪」
そういうとハルクは風のように去った。
「…姿が見えなかった」
「翡翠さん…大丈夫です?」
「…平気よ」
顔には出していないが手には汗がたまっている
「…あの…男…」
「…ジン?」
「ちゅーしやがったぁぁぁ!」
ドンッドンッドンッ
「ちょ…ジン」
「ひぃ…あああぁ」
ジンが勝手に発砲し二人は驚いた