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トワイライト☆ドルチェ
恋愛リレー小説 - ファンタジー

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トワイライト☆ドルチェ 3

「そういえば翡翠さん??」

「翡翠でいいわι(苦笑)なぁに??」

「さっき使っていたあいつをやっつけた武器はなぁに??見慣れない武器だけど…」
「あぁιあれは『ロスト・テクノロジー』っていう遙か昔に滅びた文化技術で作られた武器よ。」
「魔法を使わない武器なんてびっくり…」
葵は興味深そうに翡翠の武器を見つめた。
「この『子』は気難しくてねι私は『ジン』って呼んでいるけれど…意志を持つ『銃』という種類の火薬を使ったウエポンらしいわ。」
そういうと翡翠は大切そうに『ジン』を撫でた。
「…さっきのやつの血がついてる…ふいてくれ」

どこからともなく声がした

「…はいはい…まったく」

翡翠が呆れた声を出す
「え?…今誰がしゃべりました?」

「しゃべったのはこの子よ」

葵に銃を渡す

「やぁねぇちゃん」

「…え、えええ!!」
葵が驚きの声を上げた
「ははは」
「あはは」

ジンと翡翠は同時に笑った



「意志をもってるからって話すとは思わなかった??」
翡翠はまだ少し笑いながら葵に声をかけた。 
「び…びっくりどころじゃないというか…」
葵はおそるおそるジンに触れた。
「おっ♪じょーちゃん♪もしかしてじょーちゃんが綺麗にしてくれるのか??」
そういいつつジンはくくくっとのどの奥で笑うような声を出した。
「はいはいι葵をこまらせないのι」
そう言いながら翡翠はジンを少し乱暴に拭いた。
「いでっιいででっι翡翠もっと優しく〜」
そんな二人(?)のやり取りをみて葵はクスクスと笑った。
「仲良しなんだね。」
「…仲良しというより…下僕?」

翡翠は面白そうに

「げ…げぼ…ι」

「ひどいなぁ翡翠…この間は…ご主人様!って言ってたじゃないか〜」

ジンがここぞと

…ぴくぴく

「…分解するわよ?」
笑顔なのにどこか怖い顔で

「…いえ…なんにもございやませんですι」
「……はははι」

葵は奇妙な二人組の会話を聞いてこれは夢ではないかと思うところだった

「夢…じゃないよねι??」
葵は悩み顔だ。
「ふふっ…♪さぁ…ね…♪」
満面の笑みを浮かべながら翡翠は笑ったが葵が感じたのはそこはかとない殺気だった。
「あ…あの〜…」
葵が控えめに声をかけた。
「なぁに??」
翡翠がにこやか(??)に訪ねる。
「ジンさんの口??(銃口)から泡がでて身体??(ボディ)にヒビ入ってたり…ι」
「おや。本当だ。」
そういうと翡翠は先刻からメキメキと力を入れていた手の力を抜いた。
「ぶはっ!!がはっ!!危うく絞殺されるとこだったぜ。」
ジンが冷や汗(??)を浮かべながら呟いた。

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