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トワイライト☆ドルチェ
恋愛リレー小説 - ファンタジー

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トワイライト☆ドルチェ 1

 シリウス歴35年。この世界には、まだ魔法が生きていてそのエネルギーを糧に人々は平和に暮らしていた。

しかし、そんなある日…平和は唐突にやぶられた。
魔法の源、ソレは大地のエネルギー…普通ならば無くなることのないエネルギーが突如無くなり始めたのである…
エネルギーの消費により真っ先に被害を受けたのは最下層の人々だった…

食べ物を手に入れるのも加工するのも魔法に頼りきっていた人々は食べ物の調達にも困ってだんだんと貧困化してきた。
そして最下層から食料を配達させていた中層や最上層もだんだんとくるしくなっていくのだった…

そんな中、最下層のスラムで今、一人の少女の命の灯火が消えかけていた…

?「お嬢ちゃん。おとなしくしてたらすぐに楽にしてやるからな。ヒャヒャヒャ」

少女「助けて…」

アイスブルーの瞳に涙と恐怖をにじませ少女は助けを求めていた。
カチ…
何か小さい音がし、男は後ろを向いた

?「なんだ…人かと思ったぜ…まぁ…今の時代、人を助けるヤツなんていねぇよ!ヒャヒャ!」

と少女の方に振り替えると…

ゴツッ…

男の額に何かあった何かと思う前に高い声が聞こえてきた

「動くと殺す、しゃべっても殺す、瞬きをしても殺す」

その冷たく高い声に男は恐怖した…体が石のように固くなった声の方をみると長い黒髪の女が何か手に持ち額に押し付けていた
「ま…まてよ☆ヒャハ…は…話しあ…」
ガウンッ!!
派手な音をたて男の頭のあった部分は綺麗に無くなった。
「…ウジ虫が。」
黒髪の女は一つ舌打ちをすると手に持った『モノ』を腰に戻し少女に話しかけた。
「大丈夫か??」
「…ひっく…はぃ…」
少女は涙を拭きつつ黒髪の女に笑顔を見せた。
「私は翡翠。なぜあんなごろつきにねらわれている??…まぁ話したくないのなら話さなくてもかまわないが…」
「……わからないの」
少女はうつむいた。「え??」
「私がなぜ狙われているのか…なぜここにいるのか…名前すらも…判らないの…」
 

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