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初カレ
恋愛リレー小説 - 初恋

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初カレ 7

アタシが自分の席に戻るともう西沢はいなくて 清美だけになっていた

『あれ?西沢は??』

「なんか可愛い女の子に呼び出されて行っちゃった〜」

『へぇ〜案外モテるんだね』

「あんたねぇ、たぶん西沢は1年で一番のイケメンって言えるんだからね〜!それこそあんたの好きな前田亮平や山崎なんて目じゃないよ!!」


『別に好きってわけじゃあ…』

「葵のタイプってどんな人?」

『タイプ〜?顔はまぁ驚くような顔はちょっとね…』

「驚くような顔って…」

『あとはー…バカすぎなくて…筋肉マンかな?』

「あ〜脱いだらすごいよ?みたいな??」

『それじゃあ足りないの!服着たら痩せて見えるとかヒョロっとしてるのはダメなの!!』

(まさに西沢じゃんυ)

『大きい背中とか太い腕とか、とにかく大きい人がいい!』

(結局それ前田亮平とか山崎だし)



それから一日は早いものですぐに部活の時間になった

葵と山崎が一緒に教室から出ると 廊下を亮平が1人で歩いていた


『亮平!』

「お、葵!山崎も」

「一緒に行こーぜ」

「あぁ」


葵をはさんで3人で歩くと親と子みたいなバランスになる

山崎は187センチの長身で 亮平は179と大きいが山崎とは差が結構あり 葵にいたっては159センチという一般女子の身長なので どう見ても子供だ

それか捕らえられた宇宙人だ


しかし目線を変えると 亮平と山崎だけ顔と体が飛び抜けているので 巨人が徘徊してるようにも見える
まぁ結局そんな事本人達は気にしてないのだが




『山崎くんはポジションどこなの?』

「中学の時はピッチャーだったんだ
けどここには岸本先輩がいるから…」

「いや、俺は山崎いけると思うよ!もっと鍛えればスゲー球投げれるはず
それに即戦力ほしいみたいだしさ」


それから葵には意味の分からない話が続き ただ部室まで2人についていくだけになっていた




「ちーっす」

「ちわ〜」

『〜っす』

部室に入ると部長がなにやら書類を片付けたりしていた

「すぐ着替えてストレッチしたらランニング」

「「はいっ」」

すると部室には葵と部長だけになる

『あの…』

「どうした?」

『アタシ野球を知りたいと思って…』

さっき話に入れなかったこともあり 葵は岸本に相談した

その相談に岸本は嬉しそうな笑顔でのってやる

「知りたいってルールとか?スコアの書き方とかもその本に…」

『あの…本は苦手で
でも野球を理解したい、というか 好きになりたいというか…』

「なら野球マンガ読むといいよ!ここにあるからさ」

と言って部長はマンガやら雑誌がいっぱいの棚を指さした


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