PiPi's World 投稿小説

初カレ
恋愛リレー小説 - 初恋

の最初へ
 4
 6
の最後へ

初カレ 6

亮平サイド―

もったいないもんな〜
チャリに乗せちゃうとすぐ家につくし…
もう少し話したいし…
部活中はずっと山崎と一緒にいたからな…


それにしても…そんなチャリ乗りたかったのかな?
なんか急に喋らなくなったんだけど…




「どうだった?マネージャーは」

『あ、えと…うん。大丈夫そう。みんな優しいし…山崎くんも手伝ってくれるし』

「…そっか」


やばい 気まずい…
なんか…なんか話さなきゃ
えーと えーっと…


『あの、家ここ…』

「え?あ、そうなんだ…ホントにすぐだね…」


『うん…だからそんな無理して送ってくれなくていいからね』

「いや、送る。」

『…うん じゃあ、明日ね。』

「あぁ、じゃあな…」




アタシは玄関を開け家に入る

今日一日いろんな事があったな…
でも…亮平はどういうつもりなんだろ


男の子ってわかんない…




「はぁ〜…」

その頃亮平は自転車をこぎながらため息をついていた


俺なんかした?なんで急に暗くなるわけ??


あー…女ってわかんねえ





「え!?前田亮平と補習一緒で仲良くなって 前田亮平のいる野球部マネージャーにさせられた!!??しかも毎日家まで送り!?」

『えぇ…まあ』


次の日アタシは朝から清美に昨日あったことを話していた


「なにそれ、マジ?」

『あ、西沢!おはよ』

「おう」

それに西沢も加わりいつもの仲良しメンバーだ


「お前が野球部のマネージャー?みんなの足引っ張ってしょうがねーだろ」

『む…まぁ確かに…でも鬼さんから直直に任命されたから』

「任命てか命令だろ…まぁね〜 葵は生活態度よくないからな」


清美は仕方ないか〜と腕を組みながらチラッと西沢を見た

西沢はなにか考えてるようだ


すると教室のドアが開き山崎が入ってきた

『あ、山崎くんだ!ちょっと行ってくるね』

と言って葵は山崎の席へ向かった


「イケメン山崎と葵っていつの間に仲良くなった?」

「…昨日じゃねーか?アイツ野球部だし」

「ふーん…西沢、あんたホントにいいわけ?前田亮平やら野球部に葵とられるよ?」

「…なんか娘が嫁に行く父親の心境」

「違うだろ…恋だよ 恋」

「…恋…
もっと早くに告白してたら…こんな気持ちにならなかったのかな」
「さあね…今日はやけに素直じゃん」

「うるせー…焦ってんだよ…
山崎にまであんな笑顔で話しやがって」

「…υまぁ頑張んな」





SNSでこの小説を紹介

初恋の他のリレー小説

こちらから小説を探す