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初カレ
恋愛リレー小説 - 初恋

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初カレ 5



「このバッテリーならマジで甲子園に行けると思うんだ!」

『え?でも周りだって強くなきゃいけないでしょ??』

「そう!だから俺達も頑張らなきゃいけねーんだよ!」

山崎くんはニカッと嬉しそうに笑った

その笑顔が綺麗でまぶしくて アタシの顔は赤くなった
するとニコニコしている山崎くんに 強めのボールがぶつかった

投げた人間は亮平みたいだ


「いってー!なにすんだよ!!」

「牽制してんだバカ」


「…意味わかんねー!」

『?』

亮平はこっちを向かず 山崎くんは怒ってるし…なにがしたいんだか


キャプテンは1人ニヤニヤしていて
「まぁ気持ちはわかる」
と言いながらボールを投げて それをうまく山崎くんに当てた


「先輩まさか…」

「なんだ?亮平」

「…いえ…」




その後はマネージャーの仕事を山崎くんと一通りやって今日の部活は終わった

「葵ちゃん もう遅いし送ってくよ」

「おい山崎!お前グラウンド整備」

「なんで俺!?亮平は?」

「いや 俺がやるよりお前やった方がうまいからさ」

「…じゃあやるよ
また明日な葵ちゃん!亮平!」

『じゃあね』

山崎くんは少しだけ嬉しそうに走り去った
「俺が送ってく 危ねーし」

『え?いいよいいよ 亮平転校してきたばっかで道分かんないでしょ
それに学校からウチ近いし』

「や、覚える…これから毎日だし」

『え…じゃあ…』

「おう、俺チャリとってくるわ!」


やばい 嬉しすぎる…
こんなん初めてだよ こんな女の子扱いされるの

あ…いつも西沢しか周りに男の子いなかったからか


つかさっき毎日って言った?毎日亮平が送ってくれるの!?
そんな事されたら好きになっちゃうよ 恋愛未経験者は!!

「じゃあ後ろに…」

『あ、うん。』

「…いや、やっぱ歩こうか。」


え!?なに?アタシを乗せたくないみたいな!?
この席は可愛い彼女の為の席だから拒否られた的なかんじ!!??

…ショックだ……




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