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喧嘩友達
恋愛リレー小説 - 初恋

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喧嘩友達 9

なにかのあの心が痛んだような気がしたが、紫音のことを考えているからだと、納得させた

「でも、エリって紫音と幼なじみなんでしょ?この前も仲よ…さそうにしてたし。話す機会なんか沢山ありそうじゃない?」
のあがそう言うと、エリは顔を真っ赤にさせて首を振った
「ム!ムリムリ!!意識しちゃうと頭が真っ白になっちゃって!」
「え?見た感じ、普通に見えたけどなぁ」
「み…皆と一緒だったから…」
(じゃあまた皆で集まるようなイベントがいいのかな…でも、そしたら二人が進展しないし…)
その時、のあの頭で何かが閃いた
「私が近くにいたら話せる?」
「へ?そ、それはそうだけど…」
「私、ちょっと考えがあるから。それと、今度の土日は空けておいてね」
「へ?う、うん」
ここでちょうど朝のHRが始まった
のあは自分の席に着くと、隣の席に座っている佐井野秀弥をチラッと横目で見た。

(佐井野君て紫音とかなり仲良いんだよねぇ…
何であのバカと佐井野君みたいな超優しい人が友達なんだろ?いっつも一緒にいるしねぇ…ホント世の中って不思議だわ―――
って、そんな事考えてる場合じゃないんだって!佐井野君を遊びに誘そわなきゃ駄目なんだって!)
そう、のあが閃いた事とはのあ・エリ・紫音・佐井野の4人で遊びに行って、エリと紫音をもっと仲良くさせよう!というモノだった。
「佐井野…ぁのさ〜ちょっとお願いがあるんだけど…」 「ん?どうしたの?」 「佐井野と紫音って土曜日暇かなぁと思って…。暇だったら遊園地行きたいなぁみたいな(´∨`;)どうかな?」 「あっいいね〜★紫音に聞いてみるよ!あいつたぶん暇人だし☆笑」 「本当?ありがとう(^O^)それじゃまた後で返事聞かせてね。」と言ったときにチャイムがなった。
その後、2時間目が終わり3時間目の移動教室のときに、紫音と佐井野君が話しているのが見えた
紫音は私のほうを一瞬見て鋭く睨んだ。そして、すぐにまた会話に戻った

(何あいつ!?ムカつくぅ〜)
のあは紫音の態度にイラつきながらも、黒板の字を板書していた
案の定、授業が終わり教室に戻るときに紫音が突っ掛かってきた
「おい!馬鹿女!」

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