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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 997


隆史は氷川奏と中島玲香に笑われながら、ふたりとも嫉妬してない様子なので、少しほっとしていた。
徐麗花や谷崎麗なら、やきもちを妬いてしまうだろうし、椎名瑶子や本田綾や関口七海や山科遥や清水真奈美は、悲しそうな顔をしそうだと隆史は思う。
島田理沙子や倉持志織や本条恵美は妬いていないふりをして、あとから時間差で拗ねそうな気がする。
緒川翠や光峰晶は鷺原のお嬢様の話を聞いたあと、すごく甘えてきた。私もちゃんと愛してくれなきゃ許さないって感じだった。
小野田美樹は聖華の話を聞いたらどんな感じになるかは、隆史はうまく想像できない。山崎瑠々も。ふたりとも多忙で、隆史を自分のかわりにかまってくれる人がいてよかったと思うのか、激しく嫉妬するのか、ふたりとも普段の様子がおっとりしているので、よくわからない。

「お嬢様ってたいへんなんですね」

隆史から意見を聞かれた水野咲は、そんな感想から隆史に答えた。

「恋をするのも、自分の自由ってわけじゃないんですね」
「うん、そうだね」

隆史は水野咲が嫉妬しないか気にしながら、鷺原聖華の話を聞かせた。

「隆史さんから、聖華さんは失恋したショックを慰めてもらってすごく好きになったんですね」
「そうなのかな」
「で、お返事はまだしてないんですね。きっと、今頃は、隆史さんからのお返事を、すごくドキドキして待ってるんだろうなぁ」

水野咲は聖華の気持ちを想像して、胸がきゅんとなった。水野咲も隆史に告白してつきあうことになったので、なんとなく、親近感を感じるらしい。

「きっと、今、その聖華さんと話したら私、隆史さんの話をして仲良くなれるかもしれません」
「そういえば、聖華って、友達っているのかな?」
「お嬢様でも、お友達はいるんじゃないですか?」
「海外暮らしだったらしいから、おさななじみも日本にいないかもな」
「ええっ、そうだとしたら、さみしいですよね」

鷺原聖華が水野咲と会ってみたいと言ったら、隆史と一緒に訪問して会ってくれる約束を、水野咲はしてくれた。
かつての徐麗花と似た雰囲気を聖華に感じたのは、聖華には親友と思える人がそばに誰もいないからではないかと、隆史は思った。
徐麗花には、燕杏がそばについていた。聖華には、それらしい人はいない。さらにとりまきの女性たちは、ありのままの聖華ではなく、鷺原家のお嬢様という認識でしか見ていない。

(それで聖華は、俺に、媚薬を使わなくても気を許して、なついたのかもしれない)

水野咲は転職して、鷺原家の邸宅のメイドとして働くことになる。
レイプされかけて、しばらく会社を体調不良ということを理由に有給で水野咲は休んだ。医者の診断書を水野咲は会社から求められ、隆史は国立大学病院の診断書を用意して、水野咲は体調不良の原因を調べるために検査入院していたことにした。
会社もしっかりとした診断書が出された上に、水野咲の有給休暇だったのでそれ以上の詮索はなく、職場に復帰した。
水野咲は職場の人間関係に先輩後輩で格差を誇示しがちな雰囲気を、以前から仕事がやりにくい部署だと感じていた。
仕事に復帰した水野咲に対し、職場の先輩社員の女性数人からの風当たりが強くなった。
八つ当たりに近い。自分たちが休暇を取りたいと言い出しにくいので我慢しているだけなのに、水野咲は休暇を取得して、ペナルティなしで職場に復帰したのが納得できない。
社会保険労務士のいる部署である人事部で働く水野咲だが、その人事部がパワーハラスメントの問題を処理できていない会社だったことが残念なところである。
水野咲の勤務している会社は、それなりに知名度のある中流企業で、株価も安定してる優良企業だが、その内側では、水野咲のような職場の人間関係で苦労をする習慣がある部署も存在する。

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