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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 988

黒崎孝義がこの時、鷺原聖華を選んでいたら、もしくは、どちらも選ばずに行方をくらましてしまっていたら、どうなっていたか。
毎晩、触手ちゃんから黒崎孝義は射精させられながら首を絞めて殺される悪夢に襲われていただろう。
そして、幻覚触手プレイをしようとすれば、クライアントの女性ではなく、黒崎孝義が泣きじゃくっている触手ちゃんの幻の声を聞きながら襲われていた。
焼き殺そうとしても、自分の心とのつながりは絶ち切れずに苦痛が加わるだけである。身を焼かれ首を絞めながら、射精の快感と同時に死ぬ。
それを繰り返せば黒崎孝義は衰弱して、やがて死んでもいいと思い、首を吊って自殺してしまう。

「檜垣さん、お願いします」
「わかった。お嬢様のことは俺がなんとかする。藤崎さん、お嬢様、触手ちゃんって、女性にモテるのも大変だな」

幽霊の小西さんが協力して、黒崎孝義の運命の選択はされた。黒崎孝義は生き残ることを選択した。
一番ちゃっかりしていたのは、触手ちゃんかもしれない。
檜垣隆史が幽霊の小西さんの夢にチャネリングしたのを学習して、黒崎孝義や藤崎柚希を連れて、小西さんの夢とつないで遊びに行くようになった。
黒崎孝義と藤崎柚希がセックスのあと眠り込むと、ふたりは幽霊の小西さんの夢をみる。
幽霊の小西さんは、触手ちゃんをとても気に入って一緒に水中に潜ったり、空を飛びまわって遊んだ。


「私を捨てて、黒崎さんはカウンセラーの女性と暮らす?」

鷺原聖華は檜垣隆史から黒崎孝義がもぐりのセラピストを引退することや、自分たちを上流階級と思い込んでいる聖華のとりまきの女性たちとは、一切関わらない生活を選んだことを聞かされて、顔をひきつらせていた。

「檜垣様に、私がお願いしたことをお忘れになったのですか?」

聖華は黒崎孝義と良い関係でつきあっていると完全に思い込んでいた。利害の一致が、恋愛や結婚の条件と聖華は考えていた。たしかに、恋愛や結婚にはそうした側面もあるだろう。ふたりで一緒に暮らすほうが別々に暮らすより負担は少ない、子供を結婚したほうが育てやすいなどの条件を考慮する。
その前の大前提である、おたがいを愛しているという部分は、時間をかければ、聖華は黒崎孝義を認めさせる自信しかなかった。
黒崎孝義は、仕事上のつながりとしか鷺原聖華のことを考えていなかった。

「あんなに愛して、私のことを頼って下さってもいたのに、信じられません」

幻覚触手プレイの快感を、鷺原聖華は黒崎孝義が愛してくれているから気持ちいいと考えていた。黒崎孝義は、仕事として聖華に快感を与えたにすぎない。
また、クライアントの紹介を任せてもらって、パートナーとして信頼された証拠だと聖華は考えていた。黒崎孝義は、聖華の行動の結果のなりゆきに任せていただけで、聖華をパートナーとは考えていなかった。
黒崎孝義が触手の淫夢や幻聴で悩んだ時に、パートナーとして頼ったのは、カウンセラーの藤崎柚希であって、鷺原聖華ではなかった。
黒崎孝義が自覚せずに行った洗脳によって、鷺原聖華は黒崎孝義に強い好意を抱いている。
檜垣隆史はこの洗脳された鷺原聖華の思い込みの、愛しているから快感が与えられるということを、否定したりはしなかった。黒崎孝義の幻覚触手プレイよりも快感の強いセックスが、絶倫な檜垣隆史にはできる。
また、愛していれば檜垣家の後継者を産み出すために、他にも愛している愛人がいることを、パートナーとして受け入れて欲しいというむちゃぶりな条件を頼み込んだ。他の愛人たちはわかってくれているが、聖華にはそれを受け入れて許せる愛情がない心の狭い人ならしかたないと、プライドの高い聖華に対して、わざと他の愛人たちと比較するような言い方をした。
鷺原聖華を誘導して、檜垣隆史は愛人として再洗脳したともいえる。

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