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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 969

檜垣隆史や椎名瑶子をふくめた愛人たちのような愛情を伝え合う性行為への気持ちを、黒崎孝義はすっかり喪失してしまっている。
しかし、快感がないわけではなく、幻覚触手プレイは自慰よりも射精はしないが気持ち良く、カウンセラーの藤崎柚希以外との行為のあとは、自己嫌悪に陥ることがあった。異常性癖の変態になってしまった気がして、ひとりで煙草をふかして深く煙を吸い込むと、深くため息をつくのだった。
黒崎孝義のクライアントの女性たちで、鷺原聖華は黒崎孝義に対して、もともと紳士的な父親への憧れがある女性だったこともあり、恋心を抱いている。
黒崎孝義は40歳だが、見た目は10歳ほど若く見え、身長も長身で、すらりと痩せている。顔立ちも本人が思っている以上に、爽やかで精悍な好印象を女性たちに与えるぐらいには整っている。
鷺原聖華は、身なりをしっかり整えてやり、人前では黙っていれば、かなり見栄えのする紳士的な外見の持ち主だと黒崎孝義のことを判断している。

鷺原聖華は海外で幼少期を過ごしてきたので、ボディーガードを連れて通学は当たり前で、誘拐を警戒して服装もあえて地味に見えるものを選んでいた。
日本では年収2千万から3千万の人たちを富裕層と考えられているが、海外には年収も億単位の人もかなりいて、堅実な暮らしをしている。
海外の富裕層の人たちは、いつも投資の事を考えている。投資したり、お金を増やしてくれる不動産やアートの作品を買うのを好む。そして、ブランド物にも別に興味がない。これ見よがしなブランドロゴは、どちらかといえば、恥ずかしいものと感じる。
スポーツして体形をシェイプするのを好む。ランニングも日課の人がほとんどだ。そして、シェイプされた若々しい体を維持して、ノーブランドのTシャツにジーンズで、自然体で過ごしてしている。親しい人からプレゼントされた時計や簡素に見えるがそれなりの価格の装飾品は、普段の暮らしのなかで、大切に身につけている。
日本人の富裕層もそうだろうとスポーツ施設を聖華は運営してみたが、海外の富裕層の人たちとは考え方にちがいがあるらしいと少し驚いた。
自家用ジェットも海外の富裕層の人たちは買える。けれど、フェラーリやマセラッティには全く興味がなくて、むしろ自転車やスクーターを愛用している。
恵まれない子供や、難民への寄付には熱心で、品格を示すことを心がけている。

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