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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 967

椎名瑶子は元カレの佐藤悟から、社内の女子会の情報網に噂を流されて退社まで追い込まれた。
自己顕示欲の強い人は、噂の真偽より、自分が集まりの場で目立ってちやほやされていること、自分は安全だと確認することが重要だと思っている。
女子会だけでなく銀座の高級クラブ「パンドラ」の客にも、やはり自己顕示欲の強い人物はいる。
そうした人物たちの噂には、コンプライアンスを無視した社内情報などもわずかに漏洩され含まれている。噂話の内容そのものはあてにならず鵜呑みにはできないが、噂に具体的な企業の名が上がってくるということは、人や資金か、何かしらの動きがあるということである。
株取引に関係する裏情報や入札の裏取引の情報そのものは口外されない。しかし接待に利用される者の情報は流れる。もぐりのセラピスト黒崎孝義の噂も、そうした情報のひとつなのだった。
黒崎孝義がきっちり約束の報酬だけ受け取ったので、信用したクライアントの女性がつながりを作っておきたい別の女性に、黒崎孝義は紹介される。
藤崎柚希のクライアントが、また知り合いに口コミの評判を伝えて新しい顧客が柚希にカウンセリングを依頼する。
黒崎孝義の場合も同じように、人脈を持つ女性が、仲間うちにこっそりと噂を広めて依頼してくる。
黒崎孝義は、クライアントの女性たちの人脈のつながりを渡り歩いて生活している。黒崎孝義のクライアントに共通しているのは、性的な欲求不満を感じていることである。
藤崎柚希のクライアントとのちがいは、その後にクライアントが依存するかしないかのちがいがある。
返報性の原理。
黒崎孝義は自覚していないが、相手は、黒崎孝義に気持ち良さを感じさせてもらい、報酬として現金を手渡しているが、裕福な暮らしをしていて、大金を動かしているクライアントたちにすれば、信じられない安い報酬に感じる。
クライアントたちが黒崎孝義の知らないうちに会員制のクラブとして、会費を集めて秘密保持を行い、集めた会費を黒崎孝義にまとめて寄付する計画を実行していた。
都内のホテルや観光地の旅館などを予約して、黒崎孝義のいる場所へ、タクシーを手配して向かわせる。送迎つきで黒崎孝義は秘密クラブの会員が待つ場所へ行き、決まった報酬分を受け取る。
黒崎孝義は、クライアントの女性たちが組織化し始めているのを、まったく想像していない。

鷺原聖華(さぎはらせいか)は、催眠クラブと名づけて、会員証の発行なども行い、表向きはスポーツクラブのように偽装した。
実際にトレーニングジム、プール、入浴施設、リラクゼーションルームなどかある施設を、催眠クラブの会員証があれば利用できる。催眠クラブの会員は7桁の会員番号の末尾が必ず7になっている。スポーツクラブの会員は、会員番号の末尾は0となっている。

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