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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 956

柚希は絶望に対処することをどうすればいいかを考えた。催眠療法は、緊張・あがり症、対人恐怖症、摂食障害、不眠、不感症など、精神的な悩みに対し、潜在意識に働きかけ治療することが可能である。しかし、絶望感を感じないように事前に自己催眠をかけていたとしても、そして幻覚を感じないようにする催眠を自ら施しておいても、抗うことができなかった。もう1度、このまま膣内射精を強要されるのか、ただなぶられて、柚希からこの男に懇願させられるのか。目を閉じて震えながら、男の触手とはちがう唇や舌先のちろちろと舐めまわす感触と幻覚の触手の感触を、柚希はただ受け入れていることしかできなかった。

「なあ、柚希は背骨が気持ちいいんだろう?」

男の囁く声にぞわっと肌が粟立つ。柚希は返事をしない。そうだとも、ちがうとも返事をしないのは、男の言う通りだからだった。

「ひぃん、ひゃあぁぅ、だ、だ、ダメぇぇ、嫌っ、あっ、くぅ……ゆ、許してぇ……あぅん!」

脊髄に甘い痺れが走る。
たまらない。
さらに、耳の穴にするりと侵入した感触のあとは、柚希はもう身をのけ反らせ、喉から声を絞り出すように甲高い声を上げていた。
背骨の中を擦られているのを感じながら、さらに脳が弄られていると思った。柚希には知識がある。脳に電極を差し込み電流を流す治療法があることを。
DBSはDeep Brain Stimulationの略で日本語では脳深部刺激療法。

(くくくっ、柚希、お前は最高なオモチャだな!)

男のペニスが熱く勃起していた。柚希をなぶることで興奮している。
柚希の牝の淫花の姫口に猛るペニスの切っ先を当てがう。ぴとりと密着して、そのまま亀頭が潤みにぬちゅりと包まれた。

「んっ……はぅあ!」

柚希が目を細め、首筋を引きつらせた。
男はわざとそれ以上、奥へ突き入れずに、柚希がねだり始めるのを、口元をニヤニヤとほころばせながら待っていた。
檜垣隆史も女性の瞳を見つめて、相手も欲情して隆史に心を許していれば、幻覚という現象を現実の出来事に感じさせることはできるだろう。
「神眼」は、まぐわいの合図の目配せで安心や快感を自分の瞳を微細動させ、相手を瞬時に催眠状態にするだけでなく、相手の瞳のかすかな揺らめきから、読心術として相手の気持ちを感じ取ることができる。檜垣一族の秘伝の技である。
しかし、この男はカウンセラーの柚希と目を合わせていない。
さらに檜垣隆史のように、セックスする女性への愛情も抱いていない。まるで砂漠のカラカラに乾いたような感情しか、柚希に対して感じていない。

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