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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 935

足を捻挫し逃亡に失敗してしまい、再び囚われたジャンヌ・ダルクが、拷問を受けた記録は一切残されてはいない。それが見つかったら、ジャンヌダルクを聖女として敬愛する信者たちが決起することはわかりきっていた。マリア信仰と同様に、イエス・キリストを礼拝する以外は聖職者たちは認めない。
ジャンヌ・ダルクが処刑されてから25年後の1456年、フランスのシャルル7世の最終的な勝利とともにジャンヌ・ダルクに対する再審が行われた。
この再審により異端者であるとの宣告が取り消された。
宗教裁判については、ジャンヌ・ダルクの後の1553年には、スペインの医学者、神学者セルベトウスが血液循環説を支持し三位一体説を批判したことなどで異端者として火炙りの刑に処せられた。1908年になってフランスのアンヌマスという都市のセルベトウスが処刑された場所の近くに、記念碑が建てられた。
1633年にはコペルニクスの地動説を支持したガリレオが「それでも地球は回る」と頑に唱えたために、宗教裁判では異端者とされ禁固刑に処された。
ガリレオは認められずその10年後に病死。1965年になって、バチカンでガリレオの裁判見直しが始まり、1992年ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世はガリレオの裁判に誤りのあったことを認め、ガリレオの墓の前で謝罪した。
ガリレオの死去から350年が経過してからの謝罪である。
かつてなら戦争の勝利に導く存在は、英雄で民衆の上に君臨する王と認められる存在だった。
戦争に負ければ殺されるか、奴隷として使役される人間以下の道具として使い捨てられる階級にされる。
神聖ローマ帝国では、闘技場で勝ち抜いた奴隷には、戦争で活躍できる才能がある者として、奴隷の地位から抜け出せる機会を与えた。
強さこそが正義であり、戦争に勝利し続けることが王の責務だった。
神聖ローマ帝国の時代は、法を遵守することは軍規を守ることである。違反する者は、秩序を乱すので処罰の対象になるのではない。軍隊の統率を維持しなければならない。
合理的な考えで、街道を整備し、水路を作り、戦争をしていた。
神聖ローマ帝国における侵略の結果、土地や職を失った各地の人々は、ローマやアレキサンドリアなどの大都市に流入した。初期のキリスト信者のほとんどは、当時のローマ社会の階級では底辺の人々や流民で占められていた。
戦争で勝つことで土地を奪うということは、そこに移住して、もともと暮らしていた住人を、ローマ帝国の法律に従わせるという手続きが行われるということである。身分階級を定めて、兵士になるように鍛え上げた結果、初期キリスト教の信者たちは優秀な兵士となった。

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