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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 926

告白という方法を、キリスト教の聖職者たちは、信者から罰金として徴収して収益を得るために導入した。
それを宗教の規範から医学の理論を根拠して、健康な人か病気の人かを見極めるための精神分析の方法として援用されたことで、社会のなかの個人を自覚させる力として引き継がれた。
倒錯の誕生は、キリスト教の聖職者たちの搾取のために実施された経済システムの導入によって行われた。
同時に、社会のなかで仲間はずれにされないために何をして、どんな行動をすればいいかを考えて自主規制させる社会の中の個人が誕生した。
社会の中の個人は、キリスト教の普及より前にも何度かあり、生贄になる自分、労働する自分などの役割分担などを受け入れさせてきた。
キリスト教が普及されるずっと前の時代にホモ・サピエンスが他の人類を殺戮して群れを形成した時から、仲間はずれにされたら仲間に殺されると不安になるように本能として脳に刻まれている。
峻別は必要だったのだろう。仲間を殺戮する者、群れで貯蔵した食糧を勝手に食べてしまう者、狩りができない者、病気にかかってしまった者など群れの存続に影響がある者を排斥して殺害することで群れを維持してホモ・サピエンスは人数を増やしていった。
そこで仲間とコミュニケーションするために会話する必要が生じた。まず、生きていることを伝えたり、名前によって個人であることを相手に伝えたりして、群れのなかで不要な存在ではないとアピールする必要があったからである。
法の誕生と多数決による採決というシステムが発見されて導入されたことは、同時に宗教の始まりでもあった。
群れのなかで仲間はずれにされたくない不安。孤独への恐怖から、群れのなかでの生存戦略として会話や性交が行われてきた。性器を合わせると気持ちいいから群れには必要な存在、獣と同じように子を産み育てるから必要な存在、群れのなかで必要とされることが、人の生存戦略だった。性交可能というのは男性と女性どちらにとっても、仲間はずれにされないための有効な手段だった。

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