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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 888

エディプス・コンプレックス
(Oedipus complex)
フロイトの精神分析の用語。
ギリシア神話のエディプス王の悲劇的運命になぞらえてつくられた。
神話によればオイディプス王は、父親を殺害して母親と結婚するという運命を担っているが、男の子は3歳から6歳にかけて、エディプス王と同じように、父親に敵意を抱き、母親に対して愛情を求めようとする性的願望をもっているとみなされる。
こうした性的願望は、いうまでもなく近親相姦を意味するから禁止される。この願望のおこる時期のことを発達的には、エディプス期あるいは男根期とよんでいる。父親に敵意を抱くために男の子は、その報復として去勢されるのではないかという恐怖をもつようになる。
この恐怖が契機となって、近親相姦的願望が抑圧され、父親のようになろうとする同一視によってエディプス・コンプレックスは克服され、発達的には潜在期に移行していく。しかし思春期に達すると身体的成熟に伴い性的衝動が強くなり、エディプス的願望も復活してくる。
その願望は他の異性に向けられることによって克服される。
一方、女の子の場合には男の子とは異なっている。女の子は去勢されているとされ、男根羨望をもつようになり、その結果として母親を敵視し、父親の愛情を独占して、男根の代理として、赤ん坊を獲得しようとする。
のちにユングが、女の子のエディプス・コンプレックスをエレクトラ・コンプレックスと名づけた。
エディプス・コンプレックスが精神分析で重要な意義を持つのは、フロイトが神経症の病因とみなされるものが、すべてこのコンプレックスと密接な関係があって、これがいかに克服されているかによると考えたからである。
この理論でうまく性欲が発散できていない患者にコカインを処方した。
性欲が何か心が抑圧されているのを、セックスによって解放されることで解消されたら、すっきりするから神経症の病因が無くなると考えた。
性欲が心が抑圧されているかどうかではなく、幻想界につながりたいという欲望だと、フロイトは気づかなかった。
コカインにはまってしまうのも、快感を感じた一瞬に幻想界から、ヴィーナスの誕生さながら、自分の性欲を幻想界の情報と合わせて引き出していることで性欲が増大したと勘違いして引き起こされていて、幻想界へつながりたいという欲望が手軽に満たされることで、あとからひどい薬物依存を引き起こすとわかっていないからだった。
絵画ボッティチェリは性欲には、死の欲望がひそんでいると、直感的にわかっていた。
フロイトは1920年に「快楽原則の彼岸」の著作でタナトスという語を使い始めた。
フロイトは人間が生きること、すなわち「生」とは、人間にとって快楽であると考えていた。
だが1914年から1918年に第一次世界大戦が起こり、ヨーロッパが壊滅に近い状態になったのを目の当たりにしてから、なぜ人は自分たちを破壊するような行為をするのかと疑問に思い始めた。
これをきっかけとして「快楽が生」から「死の欲動との闘いが生」という大筋へと大きく変わっていった。この考えをもとにフロイトは1931年「文明への不満」を執筆した。
フロイトの死後も多くの精神分析家や思想家が、この「死の欲動(タナトス)」の考えをもとに、人類が自分たちを複数も滅ぼせるほどの大量破壊兵器を開発した理由などを考察し、人間の心が持つ危険な側面を解明することはできないかそれぞれの理論で切りこんでいった。
生きるのって気持ちいいよね、という考え方から、死にたくなるのと戦うのが生きることだよね、と考え方が変わったのはコカイン中毒で幻覚や幻聴、性欲の減退などでかなり気分が落ち込んだせいで自殺願望をどうやって我慢しようかフロイトなりに必死に考えた。患者のためでもあり、自分自身のために。

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