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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 868

薬局の隅にソーダ・ファウンテンというのが作られて、それが段々大きくなってきて、そういった薬局(ファーマシー)というのが、段々と若者の社交の場みたいになっていった。
1杯わずか5セント。5セントは酒の5分の1から10分の1くらいの値段。なのに、コカ・コーラは、酒より遥かに気持ちよくなれる。
当時のコカ・コーラは原液でしか発売しなかった。ソーダ・ファウンテンの薬局の店主には、その原液を炭酸水で20倍に薄めて売ってくれと言われていた。
何倍に薄めるかというのは、店主の気分次第だった。
なので、どこの店でも、ちょっとチップもらったら4倍の比率で出すとかして、メッチャ濃いのをガンガン出していた。
そのほうが売れるから。
しまいには、オヤジたちは、クリームソーダを飲みに来た子供にもちょっとサービスするつもりで、規定分量の5倍くらいのコカ・コーラを飲ませた。
すると、子供はもう全然まっすぐ歩けなくなって、家に帰った後も、3日くらい目がランランとして興奮して、眠れなかったらしい。
子供にコカ・コーラを飲ませて眠れなかったという事件は、後にコカ・コーラの裁判があった時に「有毒なコカインでアメリカの子供を中毒にした」とコカ・コーラ社が訴訟されることにもなった。
酒禁法がアトランタで可決されて、そのあと、インディアンの人たちが自家製ウイスキーを売っていたのを禁止させる考え方もあったので、アメリカでどんどん可決されていく流れのなかで、酒の代わりになる飲み物は売れると目をつけて販売されたのが、コカ・コーラだった。
20世紀になって、やっとコカ・コーラ社はコカインを入れるのを止めた。
アメリカには、先住民のインディアンを徹底的に弾圧してきた歴史がある。それは、弥生時代に自由奔放に渡り歩く縄文人をじわじわと取り込んでいったのと似ている。服従させて使役するために、豊かな土地を奪うために。そういう歴史の繰り返しがある。
侵略と奪略の欲望は戦争で他の国を滅ぼして、資源や土地を奪うという考え方だった。資源がだいたい発見され尽くしてしまい、資源の奪い合いの戦争よりも、その利権を使った商売に便乗して儲けるほうが利益が出ると資本家や政治家たちは考えるようになったのと、核兵器をふくめ人類が滅亡させられる兵器が開発されて、イレギュラーな被害が出る戦争よりも予想して儲けやすい取引を選ぶようになった。

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