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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 864

最初の人口増加が頭打ちになった時に、最初の自然に対する信仰と女性を形取った土偶がつくられた。また壁画に姿を残し、土器に装飾をほどこした。土器の装飾は単純に飾りではなく、どこの集落で作られたものかを示すものだと考えられている。個人が、神というものを想像することで発見されたといえる。
紀元前5世紀に、2回目の人口増加が止まり定常化した。
インドではブッダ(釈迦)が生まれて、中国では老子、孔子などの諸氏百家が、ギリシャではソクラテス、プラトン、アリストテレスの哲学者があらわれて、それぞれ活動を行った。
農耕によって貧富の格差が拡大していくが、人が増えている時は格差も努力の結果の報酬と考えられ、気にならなかったかもしれない。だが、経済成長が停滞し始めた時には、戦争が起きている。
状況を打破するために世界を旅をした欲望は、世界を侵略することで支配下に置くことでつながる経済的な欲望に取り込まれ、すり替えられている。
ブッダは王族の子で、自分の家は豊かなのに、檻の外を見ると人々が非常に苦しんでいる。貧困にあえいでいる。これはどういうことなんだとブッダは悩んだ。
農耕を始めて単位面積当たり、たくさんの作物を作れるから、やっと楽になるぞと思ってはりきって農耕を始めた。しかし、余剰の米によって搾取する支配者があらわれて貧富の格差ができた。それによって貧困と戦争という問題が発生した。
ブッダは、私は大金持ちだと喜んでる場合じゃないと、妻や子も捨て、修行の旅に出て、それでようやく悟ったと伝えられている。
諸行無常という仏教の基本がある。金銭的に豊かになることを目指すのは、正しくないんじゃないか、とブッダは弟子たちに言った。
仏教は、もっと前の狩猟採集生活に戻ろうという運動だったという説もある。
縄文人はまぐわって女性とのあいだに子が産まれても、また新たな人とのつながりを求めて旅を続けた。
同じく中国では、老子・荘子が「無為自然」と言いだした。人間だけが自然を開発して、森林とか豊かな大地を農地に変えてきた。人工的な農地に変えて人間だけが増えるっていう生活は、やりすぎだったんじゃないのって言ったのが、老荘思想である。
ギリシャのソクラテスは「無知の知」と言った。
みんな本当は知らないのに「知ってる、知ってる」って言ってるが「自分は知らないとわかっている、俺のほうが頭がいいよ。世界をちゃんと知らないってわかってるぜ」って言ったのが、ソクラテスである。
「無」という言葉が、ブッダ、老子、ソクラテスにもにも出てくる。
もっと前の、そんなに豊かじゃなかった頃の人類の最初のフェーズに社会のシステムを戻したほうがいいんじゃないのかと考えた。
これが2回目の人口増加の定常期に起きた出来事である。
社会のシステムに、いろいろな宗教や思想が組み込まれた。それはセックスや、恋愛や結婚というものに対する倫理として利用された。経済のシステムそのものを再構築することは行われなかった。
人間の人口増加の3回目は、産業革命で起きた。そして、ドラッグもこの産業革命によって発明された歴史がある。
産業革命は、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった一連の産業の変革と石炭利用によるエネルギー革命、それにともなう社会の階級構造の変革のことである。
産業革命において特に重要な変革とみなされるものには、綿織物の生産過程におけるさまざまな技術の革新、製鉄業の成長、そしてなによりも蒸気機関の開発による動力源の刷新が挙げられる。 

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