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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 857

死への同化と服従と隷属。生きている者は必ず、死の瞬間から絶えず追われ続けている。
死からだけは逃げなければならないと恐怖を感じる想像力が生存本能なら、自己愛が失われて想像力を放棄されることで死の瞬間へと近づいていくことになる。
自殺者の多くが今まで興味や関心を抱いていた物事にむなしさを感じ、世界に対する自分との関係を想像や妄想する力が枯渇する。
または、つらさしか感じない関係性しか考えられないように追い込まれる。思考の服従と隷属によって、想像力が消尽してしまう。
枯渇や消尽の疑似体験を反復して、耐えて生きる力を維持する訓練している習性を繰り返しているのが男性である。
それを知らない女性たちは、不思議に感じることがあるかもしれない。どうして男の人はセックスした後は、かまってくれなくなるのか、もっと優しくしてくれたらいいのに、と感じる人もいるだろう。
眠っている間にも脳は活動していて、とても恐ろしい夢をみて目を覚ますことがある。恐ろしいと感じたことに、心が耐えて生きられるように、脳は何度も夢で疑似体験をさせる。
楽しい夢や淫らな夢など、バリエーションはいろいろ変えてくるが、心が恐怖に耐えられるように繰り返して疑似体験をさせている。
嫌なことを忘れたいのに、夢をみて思い出してしまって安眠できないと、眠って体を安静にして休養している時間を奪われて疲労してまう人もいる。
夢は何度も反復して死の恐怖に耐えられるように疑似体験を夢で想像させることで、生きるための心の力、想像力で差異の兆候を感じる訓練をする。
死への恐怖だけでは心がすさみきってしまうので、脳は記憶された情報をフル活用してバリエーションを作りだす。
バリエーションを加えずに、露骨な疑似体験を夢で再現されるのは、脳が恐怖が強く緊急性が高いと判断しているからである。夢の機能に恐怖の疑似体験の反復による訓練がある。
男性は射精した瞬間の絶頂で、頭のなかが真っ白になったような、一瞬だけの思考停止が起きる。
これを脳は、死と判断してしまう。
そして、射精直後は緊急で訓練を実行する。興味や関心を喪失している状態、想像力を枯渇したり消尽した状態の疑似体験を全身に促してしまう。
射精するまでは目を輝かせ、勃起して、とても興奮していた男性の射精後の急激な変化は、たしかに極端で露骨な変化といえる。
しかし、いわゆる賢者タイムとネット上では揶揄される脱力して、ぼんやりと何を考えているのかわからないような顔つきや、にやけてひとりで幸せそうにしている様子は、夢と同じような心の訓練機能である。
同時に、人間が獣だった頃には、交尾の直後、身体は無防備になっているが興奮状態の異常から状態回復して、外敵から身や交わったメスを守るために冷静かつ恐怖をあまり感じない心境にする必要があった。
それができなかったオスは、外敵が迫っていて戦うことに行動が移せずに死に絶えてしまった。

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