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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 851

愛結は、小林秀樹が生まれかわったことは確かめようがないと思ったので考えないことにした。小林秀樹が、担任の伊豆倉先生のことが大好きなことはわかった。

「ねぇ、秀樹くんのお父さんやお母さんが、秀樹くんの気持ちをどう思うかじゃなくて、伊豆倉先生が秀樹くんの話を聞いてどう思うかじゃないかな?」
「うん」
「伊豆倉先生と秀樹くんで、ふたりだけでちゃんと話をしてみたらいいかも」

愛結なりに考えて、子供扱いにしないで大人の相談に答えるように、秀樹に誠実な態度で話をした。

「佳乃ちゃん、嘘って言って、ごめん!」

小林秀樹は、愛結の目の前で佳乃に言った。佳乃がわかればよろしいといった感じの笑顔で、秀樹の頭を撫でた。
佳乃が自分の愛情を初めて他人から疑われて、むきになって愛結の前に連れてくるような気の強いところがあるのに、愛結は気づいて驚いたが、胸がきゅんとするほどうれしかった。

秀樹が、しっかり愛の告白ができるように愛結と佳乃は、伊豆倉歩美を呼び出す作戦を考えた。
翌週、佳乃の反抗期のことで相談したいことがあると愛結が電話をかけて連絡をして、伊豆倉歩美をこの部屋に呼び出してから、秀樹とふたりっきりにしてしまうことにした。

姫川愛結は、伊豆倉歩美のプライベートの情報を知らない。
弟が亡くなっていること、弟の名前は充彦、その死因、歩美と充彦しか知らない秘密のキスについて。
そのプライベートの情報が、小林秀樹が愛結と佳乃のキスを見て、安心して全部打ち明けた通りだということも。

「がんばって!」

佳乃に言われて、緊張している秀樹がうなずいた。
26歳になった伊豆倉歩美と、充彦から生まれかわった少年の小林秀樹をふたりっきりにして、玄関扉はオートロックなので、話が終わったら部屋を出てもらえばいいと伝えて、姫川愛結と佳乃が部屋を出た。

「ええっ?」

時坂静と北條真凛の部屋にドーナツをおみやげに持って、姫川愛結と佳乃が訪れて、伊豆倉先生と秀樹少年を部屋にふたりっきりにしてきた話をした。
北條真凛は、手からドーナツを落としそうな声を上げて驚いていた。時坂静は、少し目を細めて微笑している。まるでネコみたいな表情のポーカーフェイスである。
時坂静も、真凛ぐらいわかりやすく反応してくれたらおもしろいのに、と姫川愛結は思った。

「その男の子は中二病じゃなくて、本当に生まれかわりかもしれない」
「静は生まれかわりってあると思う?」

時坂静は、お客さんから自分が聞いた生まれかわりの話をドーナツをもぐもぐ食べている3人にゆっくりと語り始めた。
(そうだ、本当にあるか、確かめに行ってみよう)

夢のことはすっかり忘れていた。
最近は疲れ果て、夢もみなくなっていた。
彼女は体調を崩してしまい、もう疲れたから、死んでしまおうかと考えていた。
彼女が大学を卒業して入社した会社は、いわゆるブラック企業だった。
就業1時間前に出社しなければいけない雰囲気があった。毎日深夜残業が当たり前だった。3年目で、体力の限界をむかえた彼女は、体調を崩してしまった。

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