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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 834


「真凛ちゃん、もうこのままここに住んだほうがいいかも。荷物とか全部、業者さんに運んでもらえばいいわ」

時坂静は、真凛にプロポーズした客がほぼ連日、キャバクラ店に通っていたと聞き出すと、真剣な顔で真凛に言った。
青ざめて時坂静は、真凛にストーカーに狙われたホテトル嬢の体験談を聞かせて忠告した。
レズビアン専門ホテトル嬢になった人のなかには、ストーカーに自宅で監禁され、5日間レイプされてしまい、妊娠したショックから堕胎後に、レズビアン専門のホテトル嬢になった人がいる。

「子供は堕ろせたけど、男性不信になってしまったって。真凛ちゃん、その人もキャバクラ嬢だった。やられるまで、そんなことない、私は大丈夫って思ってたんだって。真凛ちゃんも、今、そんな感じに思ってるんじゃない?」
「うん、静さんの話を聞くまでそう思ってた。こわい」
「油断大敵、プロポーズしてくるなんて少し極端すぎるもの」

時坂静が真凛とセフレの関係になっていなかったら、真凛はドラッグを飲まされてレイプされ、そのショックと粗悪品のドラッグの後遺症に悩まされる運命が待っていた。
ドラッグの後遺症の幻覚や幻聴だと精神科のクリニックで診断されるものは、真凛を自殺へと誘う、レイプされたあと自殺した亡霊たちの姿や声なのだった。
聖戦シャングリ・ラの製作プロデューサーの岡田昴や声優の小野田美樹が知らないところで、聖戦シャングリ・ラのプレイヤーたちがつながりを持ち、身に降りかかる凶事をまぬがれる護りの影響が起きていた。
〈UNIVERSE 25〉のフェーズDにおいて、ネズミの総数を増やすことはないが、おだやかに暮らすメスネズミの中に、レズビアンネズミがいたことに研究者は気づかなかった。
狂暴化していたメスネズミは、最強の殺戮ネズミだったが、それは仔ネズミを身代わりにして逃げるほどの、自分の命を守る生存本能から狂暴化したわけではなかった。パートナーのメスネズミを守り抜くために戦ったレズビアンネズミ。それは、親ネズミに見捨てられてもかろうじて生き残った、大きなひとつの群れの平穏を知らない野良オスネズミとの死闘の末に餌場を「美しい人たち」に残して死んだ。
戦うレズビアンネズミに愛され守られたメスネズミが、残ったオスネズミと交尾をしないのは無関心ネズミになったわけではなく、戦わない他のネズミに憐れみを持つレズビアンネズミだからである。
生存本能に従う母ネズミであることを放棄したメスネズミ。パートナーを守るため狂暴化するレズビアンの貴族メスネズミ。そして、愛されて守られたおだやかな気性の女王の資質がある「美しい人たち」のメスネズミ。
アルファオスの王ネズミも好戦的ではなかった。身を守り、パートナーと仔ネズミを守るためにしか戦わなかった。

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