PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 831
 833
の最後へ

媚薬の罠 833

真凛の在籍していたキャバクラ店Tiaraにも、セフレにした男性を店に通わせているキャバ嬢はいる。
真凛のように長くキャバ嬢を続ける気がないキャバ嬢は、客と結婚することはある。セフレ関係になってから、店を辞めるかわりに結婚して、と相手を丸め込めれば無事に主婦になる。
一番まずいのは客とセックスすることよりも、黒服、つまり店で一緒に働く男性従業員とセフレになってしまうこと。
店長は男性従業員に落とし前で罰金を払わせるか、男性従業員を使ってキャバ嬢を働かせるようになだめさせる。
そうなると、キャバ嬢は店に飼われるようなものである。
ホストの客は自分のホストクラブにセフレにしたキャバ嬢を誘う。キャバ嬢がセフレにした客を店に通わせて結婚するのと同じだと思っていると、がっつり貢がされる。
他人をだますのに慣れてしまうと、自分がだまされるとは思わなくなってしまう。

「将来への投資みたいな感じ」

だまされているキャパ嬢の言いがちなセリフを、真凛は何度も聞いたことがある。
ホストはキャパ嬢よりも口先でだますのが上手だ。ただし、服装や見た目でわかりやすい。ホストに指名されるのは、みんな友達作戦の真凛からすれば営業妨害だと店長にホストは入店不可にしてくれと文句をつけたことは何回もある。
真凛も1ヶ月か2ヵ月に店に出勤したくない日はある。
そんな日に、都合のいいセフレがいるとちょうどいいのはわかる。
しかし、仕事の妨害をされるぐらいならいらないと真凛は思っていた。
男性が女性を保護者のように養ってくれるなんて、どんどん不景気になっている状況でありえないと真凛は大学生になって、彼氏かできてすぐに感じた。
真凛は彼氏と別れて、働いていたお弁当屋のアルバイトも辞めて、キャパ嬢になった。
真凛は、客や男性キャストやホストで性欲発散をしようとはしなかった。

真凛の淡いピンクの乳首を舐めて舌先で転がしているのは、真凛より2歳年上の風俗嬢である。
出張ホテトル嬢の時坂静〈ときさかしずか)さんが、真凛のセフレである。彼女はレズビアン専門店のプロの風俗嬢。
ピクッと真凛が感じて身を震わせると、クスクスと笑って乳首を舐めるのをやめて、体の位置をすらし、真凛の頬を撫でると、そっと唇を重ねてくる。
「そうね、ヌキキャパになるなら、私も辞めるかも。真凛ちゃん、家賃もったいないから、一緒に暮らさない?」

キャバクラ店を辞めることに反対されるかと思っていた真凛は、時坂静の申し出に驚いた。

「真凛ちゃん、すっかり私にはまってくれてレズビアンだもの。おちんちんを弄るとか、なんか嫌なんでしょ?」

黒髪の長い黒髪をかき分けて、珈琲を飲みながら時坂静が微笑する。
時坂静と真凛は、ゲームの攻略掲示板でやりとりしているうちに仲良くなった。
聖戦シャングリ・ラの攻略掲示板でやりとりをしていて、真凛が集めているキャラクターや攻略しているルートが、いわゆるレズビアンルートだったので、時坂静は真凛がレズビアンだと、ピンと来たらしい。

「本当はTiaraを辞めたくなかったんだけど。でも、ちがうかなって」
「真凛ちゃん、お客さんには辞めるって話はしちゃった?」
「うん、常連さんもいたから。あっ、ひとりだけ、お店辞めるなら結婚してってプロポーズを電話でしてきた勘違いしている人もいた!」

それを聞いた時坂静が、少し不安げな表情になった。

「真凛ちゃん、私たちホテトル嬢がお店を移籍するんじゃなくて辞める時は、お客さんには辞めるって言わないの」

客が入れ上げていた未練から、ストーカーになったりすることがよくあるかららしい。だから、こっそり、いきなり客の前から姿を消す。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す