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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 84

隆史がなぜ裏ロムを二日間だけつけさせたのかは店主はわからなかったが、客の呼び込みの効果があったと個人経営の初老の店主から隆史は感謝された。彼も志織と同じ宗教の信者だ。
北川天という詐欺師が作った宗教団体は、教祖の北川天が失踪しても、教祖代理の倉持志織と隆史の資金援助によって解散することなく維持されている。
隆史は宗教の教義は興味はないし、おぼえる気もないが、人のつながりは活用している。テロ活動をしない限りこの宗教団体はつぶされない。
表向きは聖心サポートセンターという女性専用保護施設として活動している。ここは北川天が失踪後でも残った天満教の信者たちをつなぐ場所となっている。
銀座の高級クラブ〈パンドラ〉〈聖心サポートセンター〉〈本条恵美探偵事務所〉など隆史とつながりがある愛人たちが運営している場所がいくつかある。
隆史が椎名瑶子の再就職の場所として用意したのは、愛人たちが経営するところではなく、パチンコ店だった。
裏ロムを取りつけさせた店だ。店長は倉持志織を崇拝する初老の男性で、椎名瑶子が面接に来たら採用するように根回し済みである。
個人経営のパチンコ店とはいえ、隆史の資金援助を受けており、客は近所の常連のみでも問題ない。
隆史は二つの名字を使い分けている。檜垣姓と遠藤姓で、パチンコ店の店主は隆史を「遠藤さん」と呼ぶ。
倉持志織が教祖として話す檜垣隆史と、知り合いの遠藤隆史が同一人物だとは知らない。
裏ロムの件は倉持志織からパチンコ店の店主に話が通されていて、隆史は店主には裏ロムを扱う業者ということにしてある。
松崎誠治が仕事帰りに立ち寄っていたこの店を隆史は別件で目をつけていた。
パチンコ・スロットのみで生活している、いわゆるパチプロの女性がこの店をメインに打ちに来ている。
その女性を隆史が気にして目をつけていた。
そのことは倉持志織や本条恵美には内緒にしておいた。
隆史が裏ロムをつけさせておいた日に、そのパチプロの女性は昼間に打ちに来て、また夜にデータをメモするために来ていたが、その後、三日間ほど、来店しなかった。
設定や釘調整無視で当たり回数がやたらとついている状況に、直感的に戸惑いを感じたようだ。

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