PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 828
 830
の最後へ

媚薬の罠 830

フェーズCの状況の恋愛の競争からドロップアウトしかけている、趣味というよりも暇つぶしのオンラインゲームと生活費を稼ぐための日々の繰り返しで、恋愛をあきらめかけている無関心ネズミになる手前にいる人たちに、岡田昴が製作した聖戦シャングリ・ラは心に小さな感動を与えていた。
〈UNIVERSE 25〉と呼ばれている実験を岡田昴は知らない。しかし、18禁オンラインゲームが儲かると多くの企業がゲーム製作会社に依頼して、たくさんのゲームが発表されたが、遊んだ人の心の意欲に影響を与えるゲームはあまりにも少なかった。
聖戦シャングリ・ラのファンは女性もかなりいる。他の18禁オンラインゲームは、男性のプレイヤーが多く、女性のプレイヤーはあまり多くない。
18禁オンラインゲームは、男性がオナニーする時のオカズ、つまりそれで興奮したり、妄想するための道具として使われることが多いからである。
18禁オンラインゲームた聖戦シャングリ・ラのスポンサーは、アダルト映像作品を数多く手がけて送り出してきた老舗メーカーのサンダースであり、たとえばゲームのHシーンに使われる音声は、膨大な数の作品の女優たちの艶かしいあえぎ声や嬌声などをすべて編集して使うことができた。
ゲームに登場する女性キャラクターのセリフは声優に依頼することができる。さてHシーンの声を声優に演じてもらうことは可能だが、AV女優が演じている声を参考にできたり、声優の声質などから近い声のAV女優の声で編集することなども、膨大な映像作品の版権を持つサンダースの音声データを使って作ることができる。
声優の女性に岡田昴が完成したゲームのHシーン、音声と映像を合わせたものを確認のために見せた。すると、声優の女性が、顔を赤らめて恥ずかしがったことがある。まるで、自分がセックスしている時の声を聞かれているような感じがすると言うのである。
他のゲームでも声優はキャラクターに感情移入して、定番の声の演じかたをプロとしてするのだが、キャラクターが自分の分身でゲームの世界でセックスしていると感じることまでは、なかなかない。
長くアニメ作品で決まった登場人物の声や映画の吹き替えで決まった俳優の声を演じていると、その登場人物が話すとしたらこう話すと、もうひとりの人格のようになりきって、思い浮かべられるようになったりするようになる。
それ以上に自分自身だと感じ、感情を揺さぶられ、女優は思わず泣いてしまった。
キャラクターを演じる声優を選ぶオーディションで、原案者の緒川翠が参加していて、スタジオの別室で、彼女がいいと岡田昴や音響担当に言い切ったのは、感応力の賜物なのだが緒川翠は自覚していない。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す