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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 827

ネズミたちの収容スペースは3840匹まで可能で余裕がある。
しかし、餌場や中央の広場から少しだけ離れた巣のあたりにネズミたちは密集していた。餌場からもっと離れたところで分散して暮らせば、広くスペースを使って暮らせるはずなのに。
またひとつの大きな群れに戻りたかったのか、没落ネズミが故郷のそばに暮らしたかったのか、餌を食べに行くのが近いほうが便利だったのか、理由はいろいろ考えられるが、餌場のそばゆったりと暮らす裕福層のアルファオスネズミの巣やテリトリーを中心に、郊外の貧民層ネズミたちは窮屈そうに暮らしていた。
ネズミたちは最大2200匹まで増えていった。
アルファオスネズミ13匹が食事や巡回で餌場にいる時に、餌場に近づいた貧民層のネズミたちは追いはらわれる。
しかし、ずっと貴族ネズミが餌場にいるわけではないので、通って隙をうかがい餌を食べたり、没落ネズミは親の貴族ネズミと同じように巣に餌を持ち帰り、子育て中のメスネズミや仔ネズミに与えていた。
フェーズCの時期は1/3裕福層ネズミと2/3の郊外で集まっている貧民層ネズミの群れに分かれた。
フェーズAは、8匹のネズミが餌場を見つけ、巣を作り最初の仔ネズミを産んだところまでの記録である。
フェーズBはそれが同じ習慣を持って餌場のまわりで争うことなく増えていった記録である。
フェーズCでは群れがアルファオスの出現で2つに分かれた結果、ネズミか増えていく数が減少し始めるまでの記録となっている。
密集したネズミたちの居住スペースの暮らしは、巣の確保に苦労していた。餌や水は生きるために必要な分は確保できている。ただし、密集してしまい狭く、巣に定住して暮らせないメスネズミもあらわれはじめた。
泊まりあるくメスネズミたちは孕むと、その巣にしばらく仔ネズミを育てるあいだだけ住み着いた。裕福層のメスネズミのようにずっとひとつの巣でゆったりとは暮らせない。
餌場にメスネズミが行き、アルファオスの貴族ネズミと威嚇しあう姿も見られるようになった。
メスネズミは守られて生きるのは孕み仔ネズミを育てる時だけになり、群れのオスネズミと同じように巣を確保したりした。アルファオスの貴族ネズミより王ネズミに近い。仔ネズミを守るためと餌を食べるために応戦することがある。基本的には争いは好まない。
密集した群れの巣には仔ネズミは生まれていた。ネズミの全体数は8匹から、2200匹になったフェーズCの時期は、メスネズミの変化があった。
餌を独占しようとした貴族ネズミに抵抗したのは、没落したオスネズミではなくメスネズミたちだった。
没落したオスネズミたちは、貴族ネズミと戦わない選択をして、裕福層のテリトリーから離れてきたオスネズミたちで、隙を見て餌を運んだり、他の集団生活ネズミに巣を奪われないように威嚇したりはするが、貴族ネズミとの戦いは殺される危険があるので避けた。
精鋭ぞろいの貴族ネズミを、密集したところで生まれ育った放浪メスネズミたちはおそれなかった。
これは精鋭ぞろいのアルファオス貴族ネズミの狂暴性を育てる結果になった。餌を奪いにくる集団生活のオスネズミを殺してしまったり、戦ったメスネズミをその場で無理やり交尾したりするようになっていったのだった。

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