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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 826

フェーズA、フェーズBの始め8匹のネズミが繁殖し、同じ餌場を共有して、争うことなく大きなひとつの集団として暮らしているうちに繁殖に関して、ネズミたちはひとつのルールを作り、守っていた。
オスのネズミが求愛するときは、メスのネズミのあとへついて行き、メスの暮らす巣の前で次に出てきてくれるのを、待っているのだった。
メスのネズミは、嫌いなネズミの時は、巣から出ないで嫌いなオスがあきらめて立ち去るのを、なかでじっと様子をうかがっている。逆に好きなオスネズミの時は、巣から出てきて、お互いに毛づくろいをしたり、巣の前で戯れ始める。そこで交尾をすることもあれば、オスに巣に入るように誘ってみたりもする。
オスネズミはメスネズミの巣に、メスネズミに無断で侵入しない。
なぜ、ネズミたちにそんな暗黙のルールができたのかは、孕んだメスネズミが安全に安心して暮らせる巣が必要で、またメスネズミが子育てする安全な場所が必要だからだろうと考えられる。
フェーズBからフェーズCの過渡期で、巣というものが特別な場所で、餌場や広場は外、巣は内という認識ができていった。巣で育てられた仔ネズミがある程度まで成長するまでは、母ネズミと一緒に暮らす。オスネズミはメスネズミに誘われない限り、メスネズミの暮らす巣には入らない。巣の前で交尾しているメスネズミの巣には、育ちきっていない仔ネズミたちがいる。
フェーズCの時期になると、オスのマウスは2つの大きな群れに分かれ、テリトリー争いが始まった。
ゆったりと13匹程度で巣を使い、餌場に近い場所の巣に暮らすアルファオスの少数精鋭のオスネズミ。その中でも、一番強いネズミは、自分から他のネズミを攻撃することがなく、自分の巣で、自分の身や妻ネズミや仔ネズミを守る時だけ、攻撃をしかけてきたネズミに応戦して撃退していた。
一番強いアルファオス以外の12匹のネズミは、12匹で餌場を巡回したり、それぞれメスのネズミを妻にして仔作りをしながら、たまに一番強いアルファオスに挑み、撃退され負傷したりしていた。
これが裕福層の群れで、アルファオスの群れのところに暮らすメスネズミや仔ネズミは、オスに守られているので、産んだ仔ネズミが生存して成長する確率は50%であった。仔ネズミが成長する途中で少数精鋭の13匹のアルファオスの巣を奪おうとしたり、攻撃をしかける下剋上狙いをすると、一番強いアルファオスは撃退のみだが、他の12匹の精鋭ネズミは、若い下剋上ネズミを殺すまで痛めつけた。そのため50%の若いネズミは死ぬ。下剋上しない若いネズミは、少数精鋭ネズミと敵対しないように自立して裕福層の群れのテリトリーから去る。
王ネズミと貴族ネズミの13匹と、子煩悩な貴婦人ネズミと仔ネズミ。そして、裕福層のテリトリーでは王ネズミや貴族ネズミになるための競争があり、挑むネズミは敗れて死ぬか、新たな貴族ネズミとなった。
挑まなかったネズミは、裕福層ではない貧民層のテリトリーで、つがいのメスネズミを見つけて暮らし始めることになる。元貴族階級の生まれの没落ネズミといったところか。
もともと13匹のゆったりと暮らす裕福層ネズミと111匹で密集している貧民層ネズミは、ひとつの群れで、ほぼ同じ時間に餌を食べ、同じ時間に眠る習慣を持っていた。

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