PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 821
 823
の最後へ

媚薬の罠 823

このフェーズDの状況は、ネズミの小さな世界だけではなく、神話の世界、想像された虚構の世界、現実世界でも起きてきたことであった。
ちがいは、疫病や貧困があるかどうかのちがいだけである。
美少女の妹とセックスするエロマンガに興奮しながら、恋愛することもめんどくさいと思いがら自慰をしている男性。
キャバクラ嬢を崇拝して、店に借金まで作り通いつめた男性。
セフレとのセックスにそれなりに満足してはいるが、結婚や恋愛には猜疑心から踏み出せない女性。
これらの人たちには、まさにフェーズDの特徴があらわれている。

フェーズCからフェーズDの過渡期の状況になりつつある。
「美しい人たち」の滅亡へまでの安息の状況になった時、肉欲が生きる動機だというネズミがいればフェーズDの終焉を迎えて滅びることはない。

「AV出演被害防止・救済法案」いわゆる「AV新法」によって制作現場が混乱している。この法案は、本人の意図に反してアダルトビデオに出演せざるを得なくなった人たちを救済することを目的に作られたものでと超党派の議員から提案され、2022年6月15日の国会で与野党の賛成多数で可決・成立した。

・契約締結時には、契約書等を交付し、契約内容について説明する義務があります。
・契約してから1ヶ月は撮影してはいけないこと、撮影時には出演者の安全を確保すること、撮影や嫌な行為は断ることができること、公表前に事前に撮影された映像を確認できること、すべての撮影終了後から4ヶ月は公表してはいけないことを義務付けています。
・撮影時に同意していても、公表から1年間(法の施行後2年間は「2年間」)は、性別・年齢を問わず、無条件に契約を解除できます。
・契約がないのに公表されている場合、また契約の取消・解除をした場合は、販売や配信の停止などを請求することができます。
・性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターで相談・支援を行います。
(引用元:AV出演被害問題について– 内閣府男女共同参画局より引用)

こうした内容のほかに成人の年齢基準が20歳から18歳に引き下げられたこどで、18歳でも適応される法律である内容が追加で盛り込まれている。
もともとAV倫理協会など製作会社とは別の組織によって監査されて販売されている作品と、非正規品の映像作品として撮影、流通しているものを同じものと考えられて法改正されている。
正規品を製作している会社は、それまでなかった、契約後1ヶ月の撮影禁止や撮影後に販売の4ヶ月停止などのルールを遵守するため、製作数の低下や女優に渡される報酬額の確定に遅れなどの影響が出て、人気AV女優が引退したりしている状況が起きている。
AV女優を保護する法律のはずが、逆に撮影数が減り、AV女優の収入を下げることになり、廃業する女優が増えていく状況がしばらく続くだろう。
フェーズDになれば、性欲の低下した人が増える。その時に欲情を誘う映像作品は減少していて、AV女優も減っているという状況が重なってくる。
映像作品だけがエロではないが、その収益が製作会社を支えていたのは事実で、多大な損失のために経費削減を行いながら、映像作品に変わる収益を生むコンテンツを模索している。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す