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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 821

お互いに負担にならない距離の関係が理想だと、離婚したり、ギャンブル好きの彼氏とつきあって思ったはずなのに、彼女はむなしさ、なんとなく男性の性欲処理に使われているだけの道具にされているような気分になることがあった。

キャバクラ嬢に入れ上げた男性、セフレとしか思われていない女性。
どちらももともと抱いていた理想の恋愛ができない現実に幻滅しているという意味では、とても似ていた。猜疑心があって、信用してもう他人を心から愛することができなくなっていた。
1968年から1972年にかけて、アメリカの動物行動学者ジョン・B・カルフーンは、
〈UNIVERSE 25〉
というネズミを使ったシミュレーション実験を行った。都市計画のシミュレーションとして、繁殖に必要な十分なスペースと無限の食糧を与えられたら、ネズミはどのような社会を作り出すのかという実験である。
このとてもシンプルな実験に選ばれたのは、4組のネズミである。
2.7X2.7メートルのスペースに256個の巣箱が用意された。
垂直に伸びた16本のトンネルと4本の水平のトンネルで自由に出入りできるように設計された。
水も食料もふんだんに切れ目なく与えられ、ネズミにとって必要なものはすべて用意された。
それぞれの巣箱には最大15匹が生活できるため、全体では3840匹のネズミが生活できた。
カルフーンは、最大個数までネズミが増えたらどうなるのかを観察し始めた。
ネズミの繁殖による都市生活のシミュレーション実験は、8匹のネズミから始まった。
実はカルフールは〈UNIVERSE 25〉に至るまでに、UNIVERSE 1〜24の実験を行っている。それまでの実験ではネズミの数が200匹を超えることはなかった。ネズミは12匹ごとの集団を作り、その中で増減しながら、全体の個体数はほぼ横ばいになる傾向を見せた。

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