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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 815

銀座の高級会員制クラブのパンドラを経営している、女店長の中島理紗子と副店長の本田綾なら、ヌキキャバか普通のキャバクラ、どちらで運営してもTiaraは周辺のデートクラブ、ハプニングバー、ガールズバー、そして、さほど遠くないところにソープランドやラブホテルを利用したデリヘルがあることから、客がなじみにくい店だと見抜くことができるだろう。
他の風俗店よりもTiaraに行こうと客が選ぶ強みがない。周辺の風俗店の女性たちが体の疲れを癒してくつろげるマッサージ店や、女性限定の入浴施設を経営したほうが儲かると、檜垣隆史なら言うだろう。
富士岡弘は、情熱的に肉欲にこだわりすぎていた。
北條真凛は、客の孤独のさみしさに寄り添うことにこだわりすぎていた。
中途半端な性欲処理、近づきすぎる孤独のさみしさの埋め合わせは危険だった。
中途半端な性欲処理に満足できなくなった客はもっと刺激的なサービスを求めてくるか、ヌキキャバ嬢を性欲処理の道具のように勘違いするだろう。
近づきすぎる孤独のさみしさの埋め合わせは、客が独占欲と嫉妬を抱き始めて、キャバクラ嬢も自分のことを愛してくれていると勘違いしてしまう。
銀座の会員制高級クラブのパンドラでは客を無駄に勘違いさせない接客ができるように、従業員に礼儀を教える。公安の潜入調査で、本条恵美がパンドラに潜入した時に、中島理紗子と本田綾のふたりから指導され従業員の指導が厳しい店だと感じたのは、客を勘違いさせない礼儀を教える厳しさだった。
この動機の認識のちがいは、18禁オンラインゲーム聖戦シャングリ・ラを実際に製作しているゲーム会社と、スポンサーのアダルトAV作品を販売している会社でも、頭を抱える問題でもあった。
スポンサーの会社は課金させて稼げるゲームとして、どんどん過激にして欲しいと注文をつけてくる。
製作しているゲーム会社としては、ゲームとして楽しめるようにするために、バランスを考えて製作している。
しかし、スポンサーとしては、以前は主力だったAV映像作品の製作が女優の人権保護を目的とした法改正の結果、撮影しても女優がすぐに報酬を受け取れなくなり、人気AV女優が引退するトラブルが起きたことで、18禁オンラインゲームで稼ぎたいという考えになりつつあった。
まず、撮影に入るまでに女優は契約上の法律のために待たされる。ようやく撮影しても、法律上の販売待機期間を守らねばならず、撮影した作品をすぐに販売できない。女優が全額の製作会社から報酬を受けとるまで時間がかかる。
以前は女優として働けば、短期間でまとまった金額の報酬が得られた。それが法律の改正により不可能になった。
AV映像作品の製作が難航した結果、代わりの主力商品としての18禁オンラインゲームに目がつけられたのである。
AV女優として契約して、実際に撮影現場で契約の時に説明されていない過激な行為を強要されて撮影が行われ販売される事件はあった。撮影にドラッグが女優に無断で使用されたり、女優を強引にレイプするのを売りにしていた監督などもいたのは事実である。
そうしたことが起こらないように予防するために法改正されたのだが、その結果は作品の撮影とAV女優の収入の流れを遅延させてしまった。
キャバクラ店は、コロナウイルス蔓延防止のために営業を自粛するように要請された。そこで、客離れが起きた店は、ワクチン接種の普及もあり、自粛解除したが、経営不振の状況から抜け出せずに閉店する店は多かった。
そこで、打開策としてキャバクラ店をヌキキャバ店にすることにしたらしい。
キャバクラ嬢は店が営業を自粛している間は、自分の客に積極的に連絡を取り合っていたキャバクラ嬢と、なりゆきまかせにしていたキャバク嬢で、自粛解除後にあきらかな売上の差ができた。

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