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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 809


隆史は緒川翠に「あら、ゼウスって誰かさんみたいじゃない?」と言われたので太陽神アポロンの双子の姉アルテミスの話をした。月と狩猟の女神アルテミスはレズビアンの女神である。

「月と狩猟の女神なのね」

もし、隆史の話を山口詠美が聞いていたら、ツクヨミとアルテミスがどちらも月と狩猟の女神である共通性にすぐ気づいただろう。

「神話はエロかったんだよ。だから、ずっと語り継がれた。翠、宗教って最終的にどうなると思う?」

隆史はインドの宗教は、健康のための体操のヨガ、おいしい料理のカレーとして最後には物語もぬけ落ちてしまって、最終的には技術や習慣が残る。

「宗教ができあがって教祖や直接、教祖から教えられた弟子がいるうちは、信者の質問になんでもその宗教のたとえ話でちゃんと対応できると思うんだけど、その教祖や弟子もいなくなって信者たちがその宗教の考え方を語り継ぐのにも、神話って便利だったんだろうな。儀式とかもだんだん意味が忘れられていって、ちゃんと決められたことをするのが大切です、とか言われるようになったんじゃないかな。最終的には、生活になじんだものだけが、時間の選別を受けて残る」
インドカレーに使われているスパイスは、伝統医療のアーユルヴェーダで用いられるものが多く含まれる。アーユルヴェーダとヨガは、古代の聖典「ヴェーダ聖典」に記されている神聖な宗教上の知識を意味している。

「レトルトカレーとして残るとは、大昔の人も思わなかっただろうね。薬としてカレーが残るかなとは考えたとしても。カレー食べたくなってきたなぁ」
「カレーうどんを作ろうか。私も少しおなかすいたかも」

隆史はレトルトカレーにだしを加えたりして、和風の隠し味をつけて緒川翠に作ってくれた。

「ん〜、おいしい」
「セックスして、そのあとおなかが空くのも、大昔から変わってないのかもな」

隆史もそう言いながらカレーうどんをおいしそうにすすった。
隆史が好き嫌いを言わずに、おいしそうに食事するのも、見ていて気持ちいいといつも思う。

精神分析の父と呼ばれた医師フロイトは主に19世紀末から20世紀前半にかけて活躍し、無意識の発見やリビドー論、心理性的発達理論などを唱えたことで知られ、現在の精神分析学や心理学の基礎を築いた。リビドーとは日常的には性的欲望または性衝動(sex drive)と同義に用いられる。世間一般的には、リビドーという言葉は抑えきれない性的欲求のようなものを指して使われる。わかりやすくいえば、欲求不満が、鬱やヒステリーの原因ではないかと考えた。
精神科医ユングは、フロイトの人間の心には無意識の領域があるという理論に傾倒して、フロイトの理論を自分の理論に援用した。
しかし、フロイトは無意識は個人のもので、欲望が忘れられてしまわれているところだと考えたが、ユングは無意識はすべての人間につながっていると考えたので意見が対立した。
また、リビドーに対する考えに違いがあった。
ユングはリビドーを「一般的な生命の一部」として使用していると考えた。
フロイトは「人間の行動エネルギーの動機は、すべてリビドーから来ている」と説いている。
たとえば、恋愛のパートナーを選ぶ際に、ユングは「人間は性生活も重要視しているが、価値観や話し方、経済面も含めて選ぶ」と言う。フロイトは「人間は性生活の観点のみで選んでいる」と言う。

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