PiPi's World 投稿小説

媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 799
 801
の最後へ

媚薬の罠 801

軽大娘皇女が木梨軽皇子に追われるのがわかっていても、一緒にいたいと待てずに会いに行った情熱。木梨軽皇子の継承者争いに軽大娘皇女が巻き込まれてひどい目に合わされたりしないか心配する気持ちよりも、もう愛しくて離ればなれなんて耐えられないという気持ちを木梨軽皇子にはわかってほしいという思いからの情熱と行動だった。
休日には、兄の暮らす一人暮らしの部屋へ通っている自分の気持ちを察してほしいという思いが、彼女を拗ねさせる。
子供の頃の話をしていた時は、気持ちが重なっていた感じがしたのに、急に恋慕う兄から、彼氏ができないのかと言われて、嫌な気持ちになった。
そのまま、夕食も一緒にと考えていたのに、彼女は拗ねて兄の部屋から自宅に帰ってきてしまった。

(ああっ、私のバカっ、ごめんね、お兄ちゃん)

両親は彼女が兄の部屋に行って夜まで戻らないと朝食の時に話したのでわかっていて、この日も夫婦で出かけている。共稼ぎの両親は、休日にはふたりで映画館へ行ったり、推理小説が好きで書店に新刊をチェックに行ったりして、仲良く出かけている。
大学に進学した兄が自宅からでも通えないわけではないのに、自立して一人暮らしを始めたのは、休日に家で妹とふたりっきりになったらヤバいと危機感があったからだった。
兄が風邪をひいて数日寝込んでしまった時、母親が親戚の法事の連絡を、父親が仕事で出張になったからと兄に代わりに行かせるつもりで電話をかけたので発覚したので、仕事がある母親の代わりに妹が看病に来たのがきっかけになり、妹がアルバイトの休日には部屋に来るようになってしまった。
大学の講義とアルバイトの予定が空いた平日に、放課後に帰宅前の妹が彼の部屋で参考書を広げていることもある。
家庭教師がわりにはちょうどいいと両親は考えたらしく、また両親がどちらも残業で、妹をひとりで家に置いておくよりかは安心と思っているようだった。
両親は高校生の頃からつきあい、同じ大学に進学し、同じ会社に同期入社した製薬会社の研究員である。そのまま結婚して、共働きの家庭を築いた。
両親が高校生の頃に、ラブホテルに行くお金はなかったから、おたがいの両親がいない時間に父親の家か母親の家でセックスしていた話を、彼は夫婦でご機嫌に酔って帰ってきた両親から高校生の頃、深夜、おみやげの寿司を食べながら聞いたことがあった。

「見つかると大騒ぎになって、一生つきあうことになる。その覚悟がなければ、ちゃんとラブホテルを使いなさいね」

年頃の妹を自宅に両親は留守番させておくと、自分たちと同じことをしそうで心配なのだろう。両親は妹が兄の一人暮らしの部屋に通うのを容認または推奨している雰囲気ができあがっていた。

「んっ、あっ……ん……」

帰宅した処女の妹が自宅のベッドで、薄い下着の布地の上から、牝の花のわれめをなぞるようにして、姫口からジュンとあふれた愛蜜をにじませているとは、兄は思っていなかった。
妹の細いのに少しむちっとした脚や、うなじや首すじの色っぽさを思い出していると、そわそわ落ち着かない。

(しっかりしろ、妹にむらむらしてるなんて、欲求不満なのか?)

彼は妹が恋慕う気持ちがどれだけ強いのかを、わかっていなかった。彼が眠っているあいだに、彼の深層意識には、兄にこっそりキスをした彼女の心が、興奮や欲情もおまけでしっかりと溶け込んでいた。

日本神話の逸話ひとつとして伝えられている木梨軽皇子と軽大娘皇女の恋愛。エロマンガとして描かれている大学生と女子高生の恋愛。エロマンガに興奮している一人暮らしの男性の欲情。
それらがつなかった瞬間、世界に影響を与えている。
平泉可織は、自殺した矢野史乃と、レズビアンとして恋愛関係を持たなかった。
可織狙いの大学生に、史乃は可織を出し抜くようにして告白して交際を始めた。矢野史乃に告白されて、可織狙いをやめ大学生は(株)丸鷹商事のOL綾野美奈子の卒業した大学のヤリサーのサークルメンバーだった。
HIVウイルスに感染した大学生は、平泉総一郎、平泉可織の実の兄である。
妹の可織と関係を持つことに踏み出せなかった総一郎は、ヤリサーに参加した。エロマンガに描かれている兄や木梨軽皇子の優しさから、総一郎は自分から離れてしまった。実の妹を愛してしまったことを隠して、妹の友人だとわかっていても矢野史乃でいいやと妥協したのは、ヤリサーでドラッグを使ったセックスに溺れ、時には妹に似た雰囲気の女子大生を狙って泥酔させレイプしたことで、かなり心が荒んだからである。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す