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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 795

妊娠させない、妊娠しないように男性が挿入時にコンドームをぺニスにかぶせるのは使い方として普及している。
しかし、フェラチオで先走りや射精の精液で感染しないように、コンドームを使用することは、あまり普及していないとわかった。

「メイプル先生は、どう思いますか?」

避妊具メーカーの新入社員に質問されて緒川翠は隆史とのセックスで、お風呂場で、自分が全身精液まみれになったのを思い出してしまい困ってしまった。

(隆史さんは特別だから。聞かれてるのは一般男性とのセックスの話だから)

「フェラチオの前にコンドームを使うマンガを描くのはかまいませんけど、普及するかどうかはわかりませんよ」

隆史の1回の射精量が多すぎてコンドームでは漏れ出すか、裂けてしまう。
大手避妊具メーカーの広告ページに、エロマンガ家メイプルシロップのフェラチオするときにコンドームを使うマンガを描いて欲しいという依頼の打ち合わせで平泉可織と、昼間のファミレスで話している。
最近の流行りの作品だけでなく、フェラチオの前にコンドームをかぶせる作品は思い当たらない。
挿入時に使ったり、行為後のシーンで精液の入ったコンドームがティッシュにくるまれてゴミ箱に入れられる作品はあるが、フェラチオシーンで彼氏から、彼女のためにコンドームをかぶせるシーンとかはないと気づいた。

(フェラチオでコンドームを使うのが普及してないのは、もしかして、私たちが作品で描かなかったからかもね)

緒川翠はAIDSが発症して、思い詰めて自殺して亡くなってしまった平泉可織の親友の話をしんみりした気持ちで、冷めた紅茶を飲みがら聞いていた。

HIVは、感染者の血液、精液、膣分泌液のほか、唾液、母乳、尿、汗などに含まれている。だが、少量のウイルスでうつることはなく、特に多くウイルスを含んでいる血液、精液、膣分泌液が主な感染源となっている。

「平泉さんはクンニされるとき、薄い家庭用ラップを使って、恋人がラップごしにあなたの陰部を舐め始めたら、どんな気持ちになりそうですか?」
「なんか私のあそこって汚いとか、臭いとかするのかなって思われてるのかなって思うかもしれないですね」

平泉可織はメイプルシロップこと緒川翠が、隆史以外とは女性としかセックスしないレズビアンだと気づいていない。
愛液による感染もあると聞いて、緒川翠がクンニリングスのやり方で頭に思い浮かんだのは、家庭用ラップごしのクンニリングスだった。

「前戯向け家庭ラップ」

平泉可織がそうつぶやいて、想像してクスクス笑い、恋多きマンガ家メイプルシロップは笑うと可愛い人だと微笑して目を細めた。
可織も気づいていないが、レズビアンの素質はある女性だった。親友の矢野史乃の死から、大学卒業後に大手避妊具メーカーに就職を決意したのは、矢野史乃に淡い恋心を抱いていたからである。

「もしも、大好きな恋人が命にかかわるような病気で死んでしまうかもしれなかったら、私は本当はダメな考えかもしれないけど、一緒に感染することを選ぶかもしれません」
「先生は恋に情熱的なんですね」

平泉可織はそう言って、緒川翠ににっこりと笑った。
ふたりは打ち合わせが済むと、人は一生のうち、平均的には何人ぐらいとセックスするのかという雑談に話題を変えて、しばらく歓談の時間を満喫した。

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