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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 780

これで真由は、AIDSが衛から感染したので慰謝料や障害罪で訴えて示談金を受け取ることができなくなった。衛は離婚時に慰謝料としてまとめてお支払していますと言い逃れができるからである。
矢崎大介の嫌がらせである。
富樫氏は確実に感染している。
真由は検査の結果、感染していないと信じきっているが、矢崎大介は病院の検査結果に誤りがあることも事例をいくつか知っていた。AIDSの検査は用心深く何度も期間を開けて確認が必要。それをどうやら真由は知らずに、1回の検査で安心しきっている。これは危ないと、矢崎大介は思った。
弁護士の矢崎大介は、富樫氏から依頼された真由の離婚の依頼が終われば、真由の弁護はかなりの高額の依頼料でなければ引き受ける気はなかった。
富樫氏が自殺か他殺か判別がつかないほど腐敗した遺体で発見されたら、富樫氏の財産目当ての殺人事件も視野に入れて捜査する可能性がある。そうなれば、真由は殺人の容疑で真っ先に疑われる。
その時になって、真由のアリバイを証明できる証拠がすでに失われている可能性もある。
近日中に発見されたら弁護は簡単だが、富樫氏が白骨死体になって遺品からたとえば3年後に発見されたら、真由のアリバイを立証するのは難易度が上がると予想していた。

妻が別居を宣言して出てゆき、今後は弁護士を通して真由は離婚の手続きを進めていくことを、弁護士の矢崎大介から古賀衛に伝えられた。
衛と真由の暮らしていたアパートの部屋に、綾野美奈子が頻繁に通い出して、やがて離婚直前の衛と同棲を始めた。

金曜日、衛と美奈子は外食をする。
同棲して、美奈子は家賃分のお金を、ふたりの外食の時間に使えるようになった。
そんなに高い料理店ではない。たまに、ラーメン屋などにも行ってみた。美奈子はひとりでラーメン屋に行ったり、牛丼屋に行くのは気が引けてしまい、衛と食べに行く。
帰宅して一緒に珈琲を飲む。一緒に入浴する。そして寝室へ。
土曜日の朝、全裸で眠る衛の朝勃ちしたものを、美奈子がフェラチオして、衛が目を覚ます。
衛がフェラチオをしている美奈子のつややかな髪を撫でる。
びくん、びくっと衛の肉棒が美奈子の口内で脈打つ。白濁した精液が放たれているあいだ、美奈子は目を閉じて射精がおさまるまで、黙って咥えている。
こくっこくっと唾液と一緒に衛の精液を小さく喉を鳴らして飲み込む。
ゆっくりと美奈子が身を起こす。カーテン越しの光に美奈子の全裸が包まれていて、肌がきれいに見える。逆光だが、衛は美奈子の微笑した表情を見つめる。衛も身を起こして、美奈子を抱擁する。
美奈子と衛が見つめ合い、どちらか先にそっと唇を重ねる。
まぐわい。目を見つめて愛情を通わせること。めくばせ。男女の情交。
このおだやかな朝に、衛の精液を飲んだ美奈子の体内では、呪いのようにウイルスが細胞を蝕んでいる。

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