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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 768

そこでネットの掲示板で「LINE友募集中〜〜暇してます〜楽しくLINEできたらいいですね」という「まゆまゆ」の書き込みを見て、身の上話を誰かにただ聞いてもらい、同情されて慰めてほしくなり連絡した。
しかし連絡してみると、援助交際の誘いだと知った。「マサル」は「まゆまゆ」に金を払いHIVのキャリアであることを隠してセックスした。初めてのセックスは、「マサルさん」の想像以上の快感があった。
後ろめたさにプレゼントを贈ったり、いわゆる高級料理店に「まゆまゆ」を食事に連れて行っただけでなく、一緒にパチンコ店に行って自分は遊戯せずに「まゆまゆ」が当たりかハズレか、一喜一憂しているのをながめていた。
「マサルさん」は自分も遊戯してみたがギャンブルで当たろうがハズレようが、何も感じなかった。
金は「まゆまゆ」とのセックスとデートの分と生活費があればいい。ギャンブルの勝ち負けで動く金銭への執着は、発症して、合併症を併発したら治療はせずに自殺すると決めている「マサルさん」にはなかった。
若い頃は自分がHIVのキャリアであることが会社の健康診断の採血検査でバレないか、それだけが不安だった。必死に働いて課長まで昇進した。それも無駄ではなかったと「まゆまゆ」の膣内に射精する直前に思う。射精が始まると、頭の中は真っ白になり、ただ快感に身をゆだねているだけになった。
セックスの快楽。ドラッグの酩酊。
レズビアンを愛するエロマンガ家メイプルシロップこと緒川翠が、想像することで同調した聖戦シャングリ・ラの世界では、蛇神ナーガの淫獄へとつながる異界の門が解放され、人の心を蝕む障気が流れ出した。蛇神の花嫁である女神の化身ではない人々は、快楽を求め破滅するように、蛇神の贄として命を絶つ。人々が忘れ去ろうとする苦悩や悲しみ、絶望が深いほど、蛇神ナーガに力を与える。
エロマンガ家のメイプルシロップこと緒川翠は、どんなに苦悩や悲しみ、絶望は深くても、愛情によって救われることがあるということを作品で伝え続けた。
「マサルさん」のかりそめの愛情が本当にかけがいのない、世界にそれだけがあれば生きていけると信じられる愛情に変わる前に、凶運は襲った。病の発症の兆候に「マサルさん」は気づいた。
「マサルさん」は「まゆまゆ」に自分が自殺することを告げる遺書と財産は「まゆまゆ」に譲渡する準備ができていることを知らせた。
「まゆまゆ」に精神科のクリニックから処方された睡眠薬をこっそり飲み物に入れて飲まし、住所や名前などを持ち物から調べ上げていた。しかし、「マサルさん」は「まゆまゆ」が夫の古賀衛と避妊具なしてセックスしていることを知らない。
綾野美奈子が古賀衛が他の女性社員とも関係を持っていることに気づき、本条探偵事務所という興信所に依頼して証拠を集めて「まゆまゆ」に匿名の郵便物として、会社の郵便物にまぎれ込ませて発送した。
他の女性社員との関係を、古賀真由が知れば、古賀衛に自分以外の女性社員と別れさせたり、離婚しようとすると考えたからである。
そして、古賀衛を綾野美奈子がひとりじめにする。
夫の古賀衛の浮気現場の証拠写真と報告書が届いたのと「マサルさん」の遺書を古賀真由が読んだのは同じ日である。
「マサルさん」の慰謝料の遺産やマンションの部屋が手に入ると古賀真由は遺書に書かれていた弁護士に連絡して知った直後の、古賀衛の不倫の証拠を見て、HIVに自分が感染していると衛には絶対に打ち明けないと心に決めた。

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