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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 766

シャワーが終わると、ラブホテルに入る前に「マサルさん」がコンビニで買ってくれたペットボトルの飲み物やチョコレートをホテルのバスローブ姿で食べたり飲んだりした。

「マサルさん、あーん」

口の中にチョコレートを入れる。

「まゆまゆも、あーんして」
「ふふふっ、なんか恥ずかしいです」

そのあと、抱きあってキスをすると「マサルさん」は言った。

「まゆまゆ、チョコレート味の甘いキスだね」

真由は抱きついたまま、もう我慢しきれなくなって笑っていた。「マサルさん」も真由の笑い声につられて笑っていた。

ベッドでは「マサルさん」は真由の牝の花を何度もかわいいと言いながら、たっぷりと愛蜜があふれるまで小粒のクリトリスを中心にたっぷりと舐めまわした。
指を挿入して激しく掻きまわし、真由に潮吹きさせてみようとしてきた2人目の男性のような愛撫を「マサルさん」はしてこなかった。そのかわり、真由にたくさんキスをしてきた。
真由は「マサルさん」をもっと興奮させたくなってきて、自分から舌を入れ、ねっとりと舌先を絡ませ合った。

真由の騎乗位で射精したあと、またまったりとふたりで映画をみているうちに、真由が「マサルさん」の手を胸に当てがい揉ませたり、乳首を舐めてみたりして誘い、映画の終わらないうちに、正常位で「マサルさん」は真由にしがみつくように抱きつき、濃厚なキスをしながら膣内射精した。

ラブホテルを出て「マサルさん」はケーキが美味しいお店があるとデパートで真由にケーキをおみやげに持たせてくれ、あと真由のつけている香水を聞いて、その香水を買ってプレゼントしてくれた。
真由はお返しに何かプレゼントしたくなって、何がほしいが「マサルさん」に聞いてみたが、手をつないで歩きたいとだけ言われた。

「せっかくまゆまゆにあげたお金だから、僕に使ったら、意味がないじゃないか」

明日、もらったお金でパチンコを打ちに行くとは真由はさすがに言えなかった。どうやら「マサルさん」は「まゆまゆ」が、お金に困って援助交際をしていると思い込んでいるようだった。

「まゆまゆ、これ、僕の電話番号。他の人とこういうことするんじゃなくて、困ったら連絡して。今日は楽しかった、ありがとう!」

駅の改札まで真由は「マサルさん」を見送った。「マサルさん」は真由に振り向くことなく離れて行った。

(また負けちゃったら、マサルさんに連絡しちゃおうかな)

私は「血友病」の治療のために使用した非加熱血液製剤が原因でHIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染してしまいました。血友病とは、止血に必要な凝固因子が生まれつき不足しているため、出血した場合に血が止まりにくい病気で、全国に約5000人の患者がいると言われています。当時は血友病の予防や治療に、非加熱血液製剤(加熱して滅菌処理していない血液由来の薬)の注射が推奨されていました。
非加熱血液製剤はアメリカから輸入されたものが大半だったのですが、これにHIVが混入していたことによって、血友病患者を中心に多くのHIV感染者やエイズ患者を出しました。いわゆる薬害エイズ事件です。私もこの被害者の一人です。自分がHIVに感染していると知った時は、まだ14歳の中学生でした。
その後、1996年に薬害エイズ訴訟で国や製薬会社を相手に原告側が勝利し、和解が成立。私たち被害者は賠償金と、毎月定額の給付金を受け取ることで決着しました。

「マサルさん」が真由と援助交際をしてから1年後、真由より先に発症して自殺する前に、援助交際の現金の入った封筒の他に、遺書が手渡された。

「まゆまゆに手紙を書いてみた。今すぐ読まれたら恥ずかしいから、家に帰ってから読んでほしい」

真由が「マサルさん」と駅で別れたあとファミレスで軽食を注文してから、サンドイッチが届く前に、家に持ち帰るわけにはいかない「マサルさん」の手紙に、どんな恥ずかしい言葉が並んでいるのかと思って、にやつきながら遺書を読み始めた。
電話はつながらなくなっていた。「マサルさん」は自分の携帯電話をすでに破壊していた。

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