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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 763

伊邪那美神(イザナミ)は、黄泉津大神(よもつおおかみ)の別名を持ち、黄泉国、すなわち冥界の女王という側面も持ち合わせている。
イザナミは「私は死の国の神となって、地上の国の人たちを毎日1000人殺します」と叫ぶ。
イザナギは「それでは、私は毎日1500人の子供を誕生させよう」と答えた。

「レズビアンで男性とセックスしなくなれば、子供は生まれてこない。男女でセックスすれば、女性が妊娠して子供が産まれてくる。イザナギとイザナミの決別はこの性の不一致だったってこと」

図書室で貴哉と珠理は、日本の神話について書かれた本を並べられて詠美に見せられながら、話を聞いていた。

「あの寂れた神社って、なんだったんだろうな?」

貴哉は詠美の壮大な仮説を聞いて、首をかしげながら言った。貴哉のいいところは、詠美の話を聞いて理解しきれなくても、一緒に考えてくれて、否定しないところである。

「図書室じゃわからない。図書館とかで調べたらわかるかも。でも、わかるのはいつ建てられて、取り壊されたのかとかはわかっても、私たちの不思議な力のことはわからないと思う」

詠美はそう言って、ため息をついた。

「貴哉くんがスサノオノミコトみたいな役目があって力が授けられているとしたら、このアマテラスの天岩戸に閉じ籠ったあと、追放されて八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したり、生贄にされるはずだった奇稲田姫(クシナダヒメ)との間に多くの子供を産ませて国造りをしたことになっているわ」

18禁ゲームの聖戦シャングリ・ラでは女神ラーナの化身である僧侶リーナが、蛇神ナーガの異界へ拐われた。
日本の神話では生還したのは男神イザナギだった。だが、聖戦シャングリ・ラの世界で生還したのは、女神ラーナの化身の僧侶リーナだった。

黄泉の国から生還した男神イザナギは身を清める力があった。貴哉たちはドラッグを原田亮から使用されたが、原田亮が2階の自室に行った隙に貴哉の拘束を解くことができたのは、3人で協力すればドラッグの酩酊状態を清めの力で抜け出すことができた。その後、原田亮を一時的に痴呆状態にできたのは、黄泉の女王イザナミの祟りの力だった。

男神イザナギの力で祓い清めた穢れを、女神イザナミの生きる者を呪う祟りの力で使う。これは3人が一緒にいなければ不可能な秘密の力である。
疱瘡神として神社を建てられ厄神として鎮められていたモノが何であったのか、3人にはわからない。八百万の神は大神のイザナギ、イザナミの力を受け継いでいる。神の力を授けられた隠(おぬ)の者たちは、その力を恐れられ、やがて鬼と呼ばれた。

檜垣隆史の一族もまた隠(おぬ)の末裔であり、その当主は毒物への強い耐性を持つ。毒物を浄化する力である。そして毎日1500人の子供を産ませると答えた男神イザナギの絶倫の精力が授けられている。
神眼という技で人の心を感じ取ることができる。これはイザナミの力であり、巫女によって檜垣家の当主に継承される。イザナミは毎日1000人を殺すと叫んだ。その祟りにより、檜垣家の当主は、女性を妊娠させる力がとても弱い。イザナギとイザナミの力を引き継いだ隠(おぬ)の末裔が、檜垣隆史であった。

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