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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 757

坂本明美の依存と禁断症状は軽微で、3人がかりのセックスと眠りで、たやすく対処できるものだった。
そして、ゲイの原田亮を魅了するには、坂本明美とはちがい、貴哉を原田亮が犯すセックスが必要だった。

「貴哉くんがおしりを犯されるのに目覚めそうで、心配だったから」

詠美に説明されながら、全裸のまま虚ろな目の原田亮を目の前に坂本明美は唖然としていた。

「なるほどね。事件にはしたくないし、月曜日には原田さんはいつも通りに会社に通う生活に戻したい。でも、珠理さんがまたドラッグを使われたり、レイプされたくないから、うちでこっそりあずかって学校に通うってことね」

パソコンに残された記録を坂本明美は見ながら、詠美に言った。

「どうやって、原田亮さんを今の痴呆の状態から戻すの?」
「明美ちゃん、山本直樹(やまもとなおき)って、いつもクラスで俺といる奴わかります?」
「山本くん?」
「珠理が隠れた性癖を気づかせる力があるのは、明美ちゃんも経験済みだからわかると思うけど、山本は本人はまだ気づいてないけど………ゲイなんだ」

貴哉は、同級生の山本直樹の部屋に泊まっていることになっている。
山本直樹は両親が海外赴任中で、一人暮らしの高校生である。
厄神の疱瘡神の隠(おぬ)の3人は、貴哉の友人、正確には山本直樹のほうが勝手に貴哉にべったりなのだが、隠れゲイの山本直樹と珠理の父親のゲイである原田亮を出会わせてしまうことを計画していた。

「山本くんも、とんだ災難ね」

榊原貴哉と山本直樹が関係を持つ運命もあった。高校卒業後に、酒に酔った貴哉が眠り込むと、山本直樹が貴哉に嫌われるのを覚悟で貴哉をレイプする。
卒業後、山本直樹は海外に留学することに決まり、最後の思い出に貴哉に自分の想いを伝えてセックスしたいと望む運命だった。
その運命を珠理や貴哉は変えてしまいたかった。

「私は珠理がひとりじめできるから、貴哉くんと山本くんのカップリングもありだと言ったんだけど」

詠美はそう言って微笑しながら、貴哉をちらっと見た。貴哉が肩をすくめる。

「親友ならいい奴なんだけど、山本を恋人にする気はないよ」
「そうだよ、詠美ちゃん、貴哉くんを山本くんに奪われたら、パパが嫉妬して貴哉くんを苛めちゃうかも!」
「それはそれで……ふふっ」

詠美は、男性の同性愛の内容の官能小説や同人誌を、こっそり愛読していた。頭のなかの妄想で詠美は男性どうしではなく、女性どうしの設定にして楽しんでいたのである。

「うまくいくかしら、山本くんは貴哉が好きなんだよね?」

坂本明美が貴哉に言った。

「山本くんは甘えたい受けになるから、大丈夫」

詠美が明美にあっさり言い切った。

(いや、気持ちの問題だと思うんだけどな、詠美ちゃん)

土曜日の夜、貴哉と詠美は家に帰り、珠理は坂本明美の部屋に行く事になった。珠理の父親、原田亮は珠理にレトルトのおかゆや離乳食をスプーンで与えられたあと、眠り込んでいる。原田亮は、トイレでパジャマや下着は自分で脱げないので、裸のまま家に残された。

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