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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 756

「明美先生が気になる子がいたら、女の子どうしでも大丈夫か調べてあげるね」
「珠理も自覚が足りないわ」

はぁ〜っ、と詠美はため息をついて珠理のあどけない笑顔を見つめた。
叔母の明美にレズビアンの性癖があると自覚させたのは、珠理の隠(おぬ)の力だった。
疱瘡神の巫女は、病が流行する前の自覚症状がない人たちに、これから発症することは免れないことを教える。それは、自覚症状がない人たちにすれば不吉な予言である。発症したらどのように対処すればいいか、巫女たちは教える。病を流行させる力が巫女にあるわけではない。珠理は感応力で、本人の知らない性癖を感知することができる。それは珠理によってその性癖になるわけではない。もともとその気はあったと、坂本明美のように考える相手ばかりとは限らない。

詠美はちょっと心配になる。
自分が本当はレズビアンだと気づいた相手が、同じレズビアンのかわいい珠理が目の前にいたら、惚れられて狙われてしまう気がして。
貴哉も、珠理も、自分が他人を魅了してしまうことや相手から狙われる危険があることに無頓着すぎると詠美は思った。
3人でそばにいれば使える力も、ばらばらに離れて行動していれば、うまく使えない。しかし、それぞれ家があり、常に一緒にはいられない。
詠美の若い叔母、貴哉の担任教師の坂本明美を懐柔できたのも、3人が一緒にいたからできたこと。貴哉がひとりだけでも、珠理と詠美のふたりだけでも、無理だった。
原田亮は、坂本明美のようなレズビアンではなく、ゲイでジャンキー。疱瘡神の力で、排泄は自分でトイレに行き、あとはソファーで眠るという状態にされて家にいた。
原田亮のドラッグの禁断症状を、こうして紛らわしておくのが無難だと3人は判断したからだった。
夕方、3人は坂本明美を連れて、原田家に戻った。

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