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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 746

貴哉に犯罪者としての悪評が立てば、剣道の道場は廃業することになる。
詠美の親からは貴哉にレイプされたことに対する慰謝料請求が、貴哉の両親にされる。便乗して原田亮も珠理がレイプされたことに対する慰謝料請求を、詠美の両親と合同で起こす。

「話題性はかなりあるだろうね。大きな犯罪が10年以上起きていない地域だから。派手に報道されるだろう」

被害届を貴哉が警察に出さなくても、状況証拠と証言で、原田亮は貴哉を犯罪者に仕立て上げられると説明した。

「榊原貴哉くん、僕は君を犯罪者にしたいわけじゃないんだ。僕はね、珠理や詠美ちゃんと同じように、君を愛しているんだよ」

貴哉が困惑して黙り込んでいる。まだ、貴哉の逸物は覚えている限りでは短時間で6回は射精しているのに、勃起したままになっていた。

原田亮は、真夏に小学生だった3人が今は無くなってしまった神社の境内で遊んでいた日のことを話し始めた。
貴哉がその日のことを思い出した。まだ転校してきたばかりの貴哉を珠理と詠美が夏休みに、私たちの大好きな場所に連れて行ってあげると、まだ道に迷うぐらいだった貴哉を、手をつないで寂れた神社へ案内してくれた。

長い石段を上りきると、手入れする者がいなくなった水の出ていない出水舎、苔むした狛犬、中が真っ暗で奥が見えない拝殿。暑い夏だったはずなのに、珠理と詠美が連れて来てくれたそこは、杉の林のせいか少し薄暗く、ひんやりと涼しい感じがした。そして、蝉がうるさいぐらい鳴いていたかと思うと、急にぴたりと止んで、3人でまた蝉が鳴き始めるまで耳をすましたりしていた。

「建物が老朽化していたのと、管理する人がいなくなったから、何か事故や事件があったら困るから、神社では遊ばせないようにという連絡もされていた。僕が君たちを迎えに行ったんだよ。空が夕方から夜に変わるあいだで美しかった。石段を君たち3人が降りてくるのを、僕は待っていたんだ」

懐かしい思い出だが、なぜそれを、こんな異様な状況で珠理の「パパ」さんが自分に話し始めたのか、貴哉はさらに困惑した。

「僕はね、珠理が詠美ちゃんを、詠美ちゃんは珠理を友達じゃなくて特別な恋人だと思っていることは、しかたないことなんだと認めることにした。貴哉くんは珠理や詠美ちゃんと神社で遊んだ頃からのつきあいだが、どう思う?」

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