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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 744


原田亮がドラッグにはまったきっかけは何だったのか。結婚後も使用を続けたのはなぜか。そして、珠理の母親の真由美が、何もわからなくなるほどドラッグに溺れてしまい、離婚して家を出てゆき、覚醒剤の売人に利用されソープ嬢となった絶望の理由はつながっている。
珠理には自分と同じ秘密があると原田亮が気づいたのは、珠理と詠美はどちらも覚えていないが、原田亮は珠理と詠美がお昼寝しているときは抱き合って眠り、家で幼いふたりがおままごとをしているとき、出社する原田亮に妻の真由美が玄関でキスをするのを珠理が真似て、詠美の唇を珠理が奪ったのを見た時だった。

「女の子どうしでキスをしたらいけないんだよ、珠理」
「え〜、パパなんで?」
「ママに聞いてごらん」

真由美は珠理に女の子どうしだと赤ちゃんが来てくれないから、と幼い珠理に説明していた。
変態だと蔑まれて差別されるからだと、原田亮は思わず幼い珠理に言わなくて良かったと思った。

「珠理、パパのこと好き、パパのお嫁さんになるっ!」
「そうか、珠理はパパのお嫁さんにしてあげるからね。ママには内緒だよ」
「うん、ひみつ!」

原田亮は珠理が男性を愛そうとしても、それは見せかけだけの愛に終わること、自分と同じ失敗を経験して苦しむことがないように願ってしまった。
恋愛の情熱や欲望と、親子の関係で生まれる情では、どちらが強いのか。
その答えを、女子高生になった珠理と詠美は、ドラッグの効果で嘘や偽りなく心が剥き出しになった状況で、原田亮に見せつけてきた。
近親相姦で強い親子のつながりを持ち、ドラッグで増強された快感に溺れていたとしても、恋愛の情熱の欲望を変えることはできない。それが原田亮が何年もかけてたどりついた答えだった。

(珠理はレズビアン。性癖は遺伝するわけじゃないはずなのに)

原田亮が珠理を凌辱したあと、2階の自室で、隠しカメラの映像と盗聴器が拾った音声を記録している。珠理と詠美が愛し合う様子を見ながら、原田亮は自分の隠してきた性癖を、もうこのレズビアンのふたりにならば、隠さずにさらけ出してもいいだろうと思った。

榊原貴哉は3日間、体調を珠理が崩して学校を休み、心配して見舞いに行ってから、理由はわからないが自分が避けられている気がして、このまま恋が終わるのではないかと不安になった。
クリスマスや誕生日などのイベントでプレゼントを交換しあって仲が良さそうだった連中が、急にそれまで喧嘩の火種にならないような些細なことで別れてしまうことや、どちらかが別の相手と交際を始めることがあるのを知っていた。
珠理は気づいていないかもしれないが、つきあってみたいと男子のなかでは人気がある女子なのである。
小学4年で転校してきてから貴哉は、最近までずっと珠理と詠美の幼なじみの親友だった。ただし、珠理と詠美のようにべったりといるのは恥ずかしかった。
原田家の場所は知っていたが、見舞いに行ったときに初めて珠理の家と部屋に貴哉は入れてもらった。
中学生になると、小学生の頃とちがい珠理と詠美と遊ぶ機会は減った。貴哉が塾通いを始めたせいもある。塾に行くと他の地域の中学生も通っていて知り合いも増え、女子の珠理や詠美と遊ぶことはなくなった。
高校生になると貴哉の知り合いでもつきあって童貞を卒業したという話や、女子の誰が好みか、アイドルや女優の誰とやりたいかという話題が男子のあいだで出るようになり始める。
貴哉も性行為への興味や、女性をセックスの対象として妄想する流れで、親しい女子を恋愛対象として意識しだした。
幼なじみ3人が、生徒の大半が大学や専門学校に進学する同じ高校に通い始めると、小学生の頃ほどではないが、中学生の頃よりも3人で親しく放課後に話したり、土日や祝日に一緒に出かけるようになった。
1年、2年と珠理と詠美は同じクラス。貴哉は別のクラスになってしまったが、貴哉は珠理と詠美が図書委員希望と聞いて、貴哉は図書委員に立候補したので、クラスの担任や同じクラスの連中には少し驚かれた。
他のクラスも図書委員は、女子2名が選出されていて、男子生徒の図書委員は、なぜか貴哉だけということになってしまった。
ハーレムかよ、と貴哉をからかう同じ塾に通っていた知り合いもいた。

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